先週金曜日（2023年8月4日）の豪ドル円動向振り返り
豪ドル円は円高になりました。
1日（火）に豪準備銀行（中央銀行）が市場予想に反して政策金利を据え置き、これを契機にした円高が継続しました。
午前中に豪中銀の四半期金融政策報告が発表され、先の理事会で政策金利引き上げが検討されたことが明らかになりましたが、市場の反応は限定的でした。
その後、深夜になると週末を前に日米株価が下落し、豪ドル円も歩調を合わせて円高になりました。
本日（2023年8月7日）の豪ドル円チャートテクニカル分析
（チャートは2023年8月7日7時のもの。「Orderbook３」を表示）
「オーダーブック」を見ると、93円付近の買い注文が特に厚くなっています。
直近のサポートライン付近に位置しており、このラインが注目されている模様です。
また、93円台半ばの買い注文がさらに厚くなっています。
これはレジスタンスライン付近に位置しており、豪ドル円の反発を想定した注文の可能性があります。
その一方、94円付近の売り注文が特に厚くなっています。
この水準にはレジスタンスラインがあり、これを意識した注文だと考えられます。
また、96円付近にも厚い売り注文を確認できます。
レジスタンスラインの上に位置しており、このラインに注目が集まっている模様です。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「Orderbook3」はこちら
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豪ドル円と他の通貨ペアとの相関分析
（画像は2023年8月7日7時のもの）
過去24時間の相関関係を見ると、豪ドル円と強い相関関係になったのはポンド円です。
ドル円やユーロ円とも相関関係になりました。
その一方、ユーロドルとは弱い逆相関関係になりました。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
豪ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
（画像は2023年8月7日7時のもの）
直近で最も強い通貨はユーロ、最も弱い通貨はカナダドルです。
円はマイナス圏で推移する時間が長かったものの、深夜になるとプラス圏に浮上する場面がみられるようになり、明け方にかけてプラス幅を拡大しました。
豪ドルは1日を通してプラス圏で推移し、明け方にゼロ近くまで戻しましたが、最終的にプラス圏を維持しました。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
今週の豪ドル円の注目材料
8月8日（火）8:50（日本）6月国際収支・貿易収支
8月10日（木）13:30（インド）インド中銀政策金利（レポレート）
8月10日（木）21:30（米国）7月消費者物価指数（ＣＰＩコア指数）（前年同月比、前月比）
8月10日（木）21:30（米国）7月消費者物価指数（ＣＰＩ）（前年同月比、前月比）
8月11日（金）15:00（英国）4-6月期四半期国内総生産（ＧＤＰ、速報値）（前年同期比、前期比）
8月11日（金）15:00（英国）6月月次国内総生産（ＧＤＰ）（前月比）
8月11日（金）25:00（ロシア）4-6月期実質国内総生産（ＧＤＰ、速報値）（前年比）
またAUD/JPY(豪ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>AUD/JPY(豪ドル/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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