昨日(2023年8月8日)のWTI原油動向振り返り
- 終値:82.847(+0.333)<+0.40%>
※OANDAが提供する商品CFD「WTI原油(USOIL)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
USOILは反発しました。
ウクライナのゼレンスキー大統領が、黒海地域でのロシアに対する報復の意向を示し、ロシアの原油輸出が滞る懸念が広まりました。
これを受けて、USOILは上昇しました。
なお、API(米石油協会)が週間在庫統計を発表し、前週比でおよそ407万バレルの増加となりました。
これは市場予想の23万バレルの減少と比べて大きな数字になったものの、市場の反応は限られました。
【WTI原油(USOIL)】本日(2023年8月9日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年8月9日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
大きく下落したものの、平均足の上ヒゲでサポートされて反発。
最終的に長い下ヒゲをつけた陽線で引けました。
平均足は陽連し、その上をローソク足が推移していることから、買いの勢いは継続中です。
ローソク足は長い下ヒゲをつけており、買い圧力が強いと判断できます。
目先は、買いの勢いを維持したまま、最高値水準をブレイクできるかに注目です。
<1時間足チャート分析>
大きく下落していたローソク足は大陽線を連続させ、平均足とレジスタンスラインを勢いよく上抜きました。
現在は下落前の水準まで価格を戻している状況です。
陰連していた平均足は陽連に転換し、長い上ヒゲを伸ばしており、買いが優勢の状態となっています。
このまま上昇を続け、下落前の高値を更新できるかに注目です。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)
7月28日の米国の原油リグ稼働数は前週よりも1基減少した529基です。
ロシアは原油輸出を抑制する意向を示していましたが、今回のウクライナの報復によって原油輸出がさらに低下することが懸念され、WTI原油価格は上昇傾向となっています。
現在のWTI原油価格は82ドル台で推移中です。
またWTI原油(USOIL)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>WTI原油(USOIL)リアルタイムレート
Published by
OANDA Lab編集部
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