先週金曜日(2023年8月11日)の豪ドル円動向振り返り
豪ドル円は円高になりました。
中国株が朝から大きく下落したのを受けて、豪ドルが売られやすい地合いとなりました。
なお、豪州準備銀行のロウ総裁が議会で証言し、政策金利の追加利上げの可能性を示唆しつつも、利上げはデータ次第としました。
また、失業率の急激な上昇を伴わずにインフレが沈静化しつつあることも示しました。
これに対して市場は特段の反応を示さず、円高トレンドが継続しました。
本日(2023年8月14日)の豪ドル円チャートテクニカル分析
(チャートは2023年8月14日7時のもの。「Orderbook3」を表示)
「オーダーブック」を見ると、93円台前半に特に厚い買い注文が発注されています。
この周辺にはサポートラインがあり、これに注目した注文だと考えられます。
また、93円付近から93円台後半にかけて、買い注文が厚くなっています。
この水準ではレンジ相場が形成されており、これが意識されている模様です。
その一方、94円台前半にやや厚い売り注文があります。
現在値付近の注文であり、ここからの下落継続を狙っている可能性があります。
また、95円台前半から後半にかけて、厚い売り注文が集まっています。
直近高値よりも円安水準に位置しており、買い方の決済注文や売り方の新規注文が集まっている可能性があります。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「Orderbook3」はこちら
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豪ドル円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2023年8月14日7時のもの)
過去24時間の相関関係を見ると、豪ドル円と強い相関関係になったのは、ユーロ円、ユーロドルそして豪ドル米ドルです。
その一方、ドル円とポンド円とは逆相関の関係になりました。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
豪ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2023年8月14日7時のもの)
直近で最も強い通貨はポンド、最も弱い通貨はNZドルです。
円はゼロを中心とした動きになり、安定的に推移しました。
豪ドルは日付が変わる頃まではプラス圏で推移し、その後はマイナス圏に沈みました。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
今週の豪ドル円の注目材料
8月15日(火)8:50(日本)4-6月期四半期実質国内総生産(GDP、速報値)(前期比、年率換算)
8月15日(火)10:30(オーストラリア)4-6月期四半期賃金指数(前期比)
8月15日(火)10:30(オーストラリア)豪準備銀行(中央銀行)、金融政策会合議事要旨公表
8月15日(火)21:30(米国)7月小売売上高(前月比)
8月15日(火)21:30(米国)7月小売売上高(除自動車)(前月比)
8月16日(水)11:00(ニュージーランド)ニュージーランド準備銀行(RBNZ、NZ中央銀行)政策金利
8月16日(水)18:00(ユーロ)4-6月期四半期域内総生産(GDP、改定値)(前年同期比、前期比)
8月16日(水)27:00(米国)米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨
8月17日(木)8:50(日本)6月機械受注(前年同月比、前月比)
8月17日(木)8:50(日本)7月貿易統計(通関ベース、季調前)
8月17日(木)8:50(日本)7月貿易統計(通関ベース、季調済)
8月17日(木)10:30(オーストラリア)7月失業率
8月17日(木)10:30(オーストラリア)7月新規雇用者数
8月18日(金)8:30(日本)7月全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品・エネルギー除く)(前年同月比)
8月18日(金)8:30(日本)7月全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)(前年同月比)
8月18日(金)8:30(日本)7月全国消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
8月18日(金)18:00(ユーロ)7月消費者物価指数(HICP、改定値)(前年同月比)
8月18日(金)18:00(ユーロ)7月消費者物価指数(HICPコア指数、改定値)(前年同月比)
またAUD/JPY(豪ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>AUD/JPY(豪ドル/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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