昨日(2023年8月16日)のWTI原油動向振り返り
- 終値:79.416(-1.701)<-2.10%>
※OANDAが提供する商品CFD「WTI原油(USOIL)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
USOILは3日続落しました。
中国経済の先行き不安に注目が集まり、中国や米国の株価指数が軟調に推移したこともあってUSOIL価格は下落しました。
また、ドルが強くなったことも、USOIL価格下落を支援しました。
なお、米EIA(エネルギー情報局)が週間在庫統計を発表し、前週比でおよそ596万バレルの減少となりました。
市場予想よりも大きな減少幅であり、これは価格上昇要因になりますが、昨日は価格下落要因が勝りました。
【WTI原油(USOIL)】本日(2023年8月17日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年8月17日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
大陰線をつけて大きく下落。
ローソク足は3営業日連続で陰線をつけて平均足を明確に下抜き、売り圧力が大きくなっています。
陽連している平均足の上下には長いヒゲが出ており、上昇の勢いが弱まっていることを示唆しています。
目先は、フィボナッチの38.2%の水準で反発するかに注目です。
<1時間足チャート分析>
下落の流れから反発したものの、売りに勢いが出て大きく下落。
大陰線をつけ、サポートラインとなっていた直近安値の水準を下抜きました。
平均足は陰連し、下ヒゲを伸ばしていることから、下落圧力が強まっていると考えられます。
このまま下落の流れが続くか、それとも反発して節目の80ドルまで戻るかに注目です。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)
8月11日時点の米国の原油リグ稼働数は525基で、前週と変わらずに推移しています。
中国経済の先行き不安、米中の株価指数の軟調などが影響し、WTI原油価格は下落しています。
8月17日8時現在のWTI原油価格は節目の80ドルを下回り、79ドル台で推移しています。
またWTI原油(USOIL)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>WTI原油(USOIL)リアルタイムレート
Published by
OANDA Lab編集部
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