先週金曜日(2023年8月18日)の豪ドル円動向振り返り
豪ドル円は円高になりました。
豪州と経済的な結びつきが強いとされる中国では、経済の見通しに不透明感が漂い、株価が下落しました。
また、日経平均株価も前日の終値を下回る展開となりました。
これらを受けて円は主要通貨に対して高くなり、豪ドル円も円高基調で推移しました。
なお、日本でCPI(消費者物価指数)が発表されましたが、市場予想と同一だったため市場は特に反応しませんでした。
本日(2023年8月21日)の豪ドル円チャートテクニカル分析
(チャートは2023年8月21日7時のもの。「Orderbook3」を表示)
「オーダーブック」を見ると、92円付近から92円台半ばにかけて買い注文が厚くなっています。
直近のサポートラインよりも少し円高の水準で発注されており、これに注目した注文だと考えられます。
また、93円付近にも買い注文のまとまりを確認できます。
現在値付近に位置しており、ここからの反発を狙った注文の可能性があります。
その一方、93円台前半に厚い売り注文を確認できます。
現在値付近の注文であり、円高の継続を見込んだ注文の可能性があります。
また、93円台半ばから96円台前半にかけて、断続的に厚い売り注文が発注されています。
現在はやや円高トレンドであり、これを反映していると考えられます。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「Orderbook3」はこちら
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豪ドル円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2023年8月21日7時のもの)
過去24時間の相関関係を見ると、豪ドル円と強い相関関係になったのはユーロ円とポンド円です。
また、ドル円、ユーロドル、ポンドドルそして豪ドル米ドルとも相関関係になりました。
その一方、逆相関の関係になった通貨ペアはありませんでした。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
豪ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2023年8月21日7時のもの)
直近で最も強い通貨は円、最も弱い通貨はスイスフランです。
円は午前中からプラス幅を広げる展開になり、午後以降はプラス圏で安定的に推移しました。
豪ドルはゼロを挟んで上下に振れ、日付が変わるころからプラス圏での動きになりました。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
今週の豪ドル円の注目材料
8月23日(水)23:00(米国)7月新築住宅販売件数(前月比、年率換算件数)
8月25日(金)8:30(日本)8月東京都区部消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)(前年同月比)
8月25日(金)15:00(ドイツ)4-6月期国内総生産(GDP、改定値、季調前)(前年同期比)
8月25日(金)15:00(ドイツ)4-6月期国内総生産(GDP、改定値)(前年同期比、前期比)
8月25日(金)23:05(米国)パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言
またAUD/JPY(豪ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>AUD/JPY(豪ドル/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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