先週金曜日（2023年8月18日）のユーロ円動向振り返り

ユーロ円は円高になりました。
中国経済をめぐる不透明感が強いことに加え、日経平均株価や中国株が軟調に推移したことにより、円が主要通貨に対して買われる展開になりました。
これを受けて、ユーロ円も円高で推移しました。
なお、日本とユーロ圏でそれぞれ消費者物価指数が発表されたものの、市場予想と同じだったため市場は特段の反応を示しませんでした。

本日（2023年8月21日）のユーロ円チャートテクニカル分析

（チャートは2023年8月21日7時のもの。「Orderbook３」を表示）

「オーダーブック」を見ると、157円を中心とする範囲の買い注文が特に厚くなっています。
この付近にはサポートラインがあり、これが意識されていると考えられます。
また、158円付近にも、薄めながら買い注文を確認できます。
現在値付近に位置しており、反発を狙った注文の可能性があります。

その一方、159円台前半に厚い売り注文を確認できます。
レジスタンスライン付近に位置しており、これに注目した注文だと考えられます。
また、158円台前半にも厚い売り注文があります。
現在値よりもわずかに円安の水準で発注されており、反落を狙った注文の可能性があります。

「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「Orderbook3」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから

ユーロ円と他の通貨ペアとの相関分析

（画像は2023年8月21日7時のもの）

過去24時間の相関関係を見ると、ユーロ円と強い相関関係になったのはドル円、ポンド円そして豪ドル円です。
ユーロドルとポンドドルとも相関関係になりました。
その一方、逆相関の関係になった通貨ペアはありませんでした。

相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール

ユーロ、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析

（画像は2023年8月21日7時のもの）

直近で最も強い通貨は円、最も弱い通貨はスイスフランです。
円は午前中からプラス幅を広げる展開になり、午後以降はプラス圏で安定的に推移しました。
ユーロはゼロ付近で動きが乏しく、最終的にわずかにプラス圏で1日の取引を終えました。

通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート

今週のユーロ円の注目材料

8月23日（水）16:15（フランス）8月サービス部門購買担当者景気指数（ＰＭＩ、速報値）
8月23日（水）16:15（フランス）8月製造業購買担当者景気指数（ＰＭＩ、速報値）
8月23日（水）16:30（ドイツ）8月サービス部門購買担当者景気指数（ＰＭＩ、速報値）
8月23日（水）16:30（ドイツ）8月製造業購買担当者景気指数（ＰＭＩ、速報値）
8月23日（水）17:00（ユーロ）8月サービス部門購買担当者景気指数（ＰＭＩ、速報値）
8月23日（水）17:00（ユーロ）8月製造業購買担当者景気指数（ＰＭＩ、速報値）
8月23日（水）23:00（ユーロ）8月消費者信頼感（速報値）
8月23日（水）23:00（米国）7月新築住宅販売件数（前月比、年率換算件数）
8月25日（金）8:30（日本）8月東京都区部消費者物価指数（ＣＰＩ、生鮮食料品除く）（前年同月比）
8月25日（金）15:00（ドイツ）4-6月期国内総生産（ＧＤＰ、改定値、季調前）（前年同期比）
8月25日（金）15:00（ドイツ）4-6月期国内総生産（ＧＤＰ、改定値）（前年同期比、前期比）
8月25日（金）17:00（ドイツ）8月ＩＦＯ企業景況感指数
8月25日（金）23:05（米国）パウエル米連邦準備理事会（ＦＲＢ）議長、発言
8月25日（金）28:00（ユーロ）ラガルド欧州中央銀行(ＥＣＢ)総裁、発言

本日発表予定の経済指標はこちら

またEUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>EUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムレート

---

本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。

---