米国の主要株価指数見通し(米国株式市場ニュース):エヌビディアを筆頭にハイテク株が上昇(2023年8月24日)

マーケットレポート

昨日(2023年8月23日)の米国主要3指数振り返り

  • 終値:
    US30(米国ウォールストリート株価指数30):34533.5(+235.5)<+0.69%>
    US100(米国100株価指数):15309.4(+388.6)<+2.60%>
    US500(米国500株価指数):4466.2(+75.8)<+1.73%>

※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。

8月23日の米国株は、主要3指数が揃って大きな上昇となり、特にUS100の上昇幅は群を抜いています。

この日には、PMI(米製造業購買担当者景気指数)の速報値が発表されましたが、前月から低下、市場予想も下回りました。
これにより、FRBによる利上げ長期化の懸念が弱まり、米10年債の利回りは4.2%前後に低下しました。

これがハイテク株の買いにつながり、アップル、インテル、マイクロソフトなどの買いが先行しました。
また、取引時間終了後に決算発表されるエヌビディアは、3.2%の上昇となっています。

そのエヌビディアの決算内容ですが、2023年5~7月期は、売上高が前年同期比で約2倍、純利益が9.4倍となり、どちらも四半期ベースでは過去最高です。
AIを活用したい企業の半導体需要が高まったことが背景にあります。
四半期の売上高は初めて100億ドルを超え、調整後の1株あたりの純利益は5.3倍の2.70ドルになりました(前年同期は0.51ドル)。

エヌビディアの部門別売上高は、中核となるデータセンター向けが2.7倍に急拡大、ゲーム部門は22%、自動車向けが15%の伸びとなっています。

【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2023年8月24日)のチャートテクニカル分析

【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2023年8月24日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年8月24日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

下落が続いていたところで、久しぶりに大陽線といえるような長い陽線が立ったものの、ローソク足と平均足はまだ乖離しています。
平均足は陰線が連続しており、その下をローソク足が推移する位置関係からも、全体の流れは下降トレンドと考えられます。

<1時間足チャート分析>

1時間足は一定範囲内を上下動するレンジ相場が続いていますが、高値は少しずつ切り下げ、安値は少しずつ切り上げています。
直近の値動きを見ると、平均足を下から上に突き抜けていますが、すぐ上の中期レジスタンスラインを突破できなければ、レンジ相場がまだ続くことも視野に入ります。

US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら

【US100(米国100株価指数)】本日(2023年8月24日)のチャートテクニカル分析

【US100(米国100株価指数)】本日(2023年8月24日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年8月24日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

一際目立つ大陽線が立ち、平均足を一気に上に抜けました。
平均足はまだ陰線を保っていますが、ローソク足の位置関係を加味すると、トレンドの流れは不明瞭であるといえます。
平均足より上での値動きが続くなら、上昇トレンドへと移行する展開も考えられます。

<1時間足チャート分析>

1時間足では、取引時間終了直前に非常に長い大陽線が立ち、長期のレジスタンスラインを上抜けしています。
平均足は陽線、実体部も長く、上ヒゲのみと上昇トレンドの条件は揃っていますが、ローソク足との乖離もあるため、いったん押し目を作るケースも想定されます。

US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら

【US500(米国500株価指数)】本日(2023年8月24日)のチャートテクニカル分析

【US500(米国500株価指数)】本日(2023年8月24日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年8月24日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

前日の日足は長い陽線が立ち、ローソク足が平均足の実体部に食い込みました。
平均足は陰線をキープしているため、平均足がレジスタンスのような役割を果たし、もう一度下落していくかに注目が集まります。
フィボナッチの50.0%が戻り目の目安として活用できそうです。

<1時間足チャート分析>

もともと高値と安値を切り上げていたところ、さらなる強い上昇となり、中期のレジスタンスラインを一気に上抜けしました。
平均足の色、形状、ローソク足の位置関係ともに、目先は上昇トレンドであることを示唆しています。
突破後のレジスタンスラインが、ロールリバーサルによりサポートとなるケースも考えられます。

US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
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世界の株価指数騰落率ランキング(週間)

世界の株価指数騰落率ランキング(週間)
(画像は2023年8月24日7時55分のもの)

世界の株価指数の週間騰落率ランキングです。
ランキング内全銘柄が株高になっており、1位はUS100で前週比の値幅が+584.6、騰落率が+3.98%となっています。
それ以外の米国株価指数だと、US500が3位で前週比の値幅が+91.7、騰落率が+2.1%、US2000も9位にランクインしています。

FX・CFDの騰落率ランキングはこちら

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