先週金曜日(2023年8月25日)の豪ドル円動向振り返り
豪ドル円は円安になりました。
ジャクソンホール会議での要人発言を控え、主要通貨ペアは値動きが乏しくなり、豪ドル円はその中でも値動きが小さくなりました。
豪州の株価指数は上昇したものの日経平均株価は軟調で、豪ドル円は手掛かり材料難の状況で推移しました。
なお、日本では東京都区部CPI(消費者物価指数)と企業向けサービス価格指数が発表されたものの、豪ドル円に大きな反応はありませんでした。
本日(2023年8月28日)の豪ドル円チャートテクニカル分析
(チャートは2023年8月28日7時のもの。「Orderbook3」を表示)
「オーダーブック」を見ると、93円台半ばから後半にかけて、厚い買い注文があります。
直近のレンジ相場内に位置しており、豪ドル円が円安になると見込むトレーダーが多い模様です。
また、93円ちょうどを含む範囲にも、厚い買い注文を確認できます。
この水準にはサポートラインがあり、これを意識した注文の模様です。
その一方、94円ちょうど付近に厚い売り注文があります。
直近のレジスタンスライン付近で発注されており、豪ドル円の反落を意識した注文の模様です。
また、94円台半ばにも厚い売り注文が発注されています。
4時間足チャートなどを見ると、この付近にもレジスタンスラインがあることが分かり、このラインを意識した注文の模様です。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「Orderbook3」はこちら
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豪ドル円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2023年8月28日7時のもの)
過去24時間の相関関係を見ると、豪ドル円と強い相関関係になったのはポンド円です。
また、ユーロ円、ユーロドル、ポンドドル、豪ドル米ドルとも相関関係になり、ドル円とは弱い相関関係になりました。
その一方、逆相関の関係になった通貨ペアはありませんでした。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
豪ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2023年8月28日7時のもの)
直近で最も強い通貨はスイスフラン、最も弱い通貨は円です。
円は夕刻にかけてゼロを中心に上下動し、それ以降は徐々にマイナス幅を広げる展開になりました。
豪ドルは夜にかけてプラス幅を徐々に広げたのち、日付が変わる頃にマイナスに転じました。
その後、再びゼロ付近まで戻し、ゼロを中心に上下動しました。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
今週の豪ドル円の注目材料
8月28日(月)10:30(オーストラリア)7月小売売上高(前月比)
8月29日(火)8:30(日本)7月失業率
8月29日(火)8:30(日本)7月有効求人倍率
8月30日(水)10:30(オーストラリア)7月住宅建設許可件数 (前月比)
8月30日(水)10:30(オーストラリア)7月消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
8月30日(水)21:15(米国)8月ADP雇用統計(前月比)
8月30日(水)21:30(米国)4-6月期四半期実質国内総生産(GDP、改定値)(前期比年率)
8月31日(木)8:50(日本)7月鉱工業生産・速報値(前年同月比、前月比)
8月31日(木)18:00(ユーロ)8月消費者物価指数(HICP、速報値)(前年同月比)
8月31日(木)18:00(ユーロ)8月消費者物価指数(HICPコア指数、速報値)(前年同月比)
8月31日(木)20:30(ユーロ)欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨
8月31日(木)21:00(インド)4-6月期四半期国内総生産(GDP)(前年同期比)
8月31日(木)21:30(米国)7月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前年同月比、前月比)
8月31日(木)21:30(米国)7月個人消費支出(PCEデフレーター)(前年同月比)
9月1日(金)21:00(ブラジル)4-6月期四半期国内総生産(GDP)(前年同期比、前期比)
9月1日(金)21:30(カナダ)4-6月期四半期国内総生産(GDP)(前期比年率)
9月1日(金)21:30(カナダ)6月月次国内総生産(GDP)(前年同月比、前月比)
9月1日(金)21:30(米国)8月失業率
9月1日(金)21:30(米国)8月平均時給(前年同月比、前月比)
9月1日(金)21:30(米国)8月非農業部門雇用者数変化(前月比)
9月1日(金)23:00(米国)8月ISM製造業景況指数
またAUD/JPY(豪ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>AUD/JPY(豪ドル/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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