昨日(2023年8月29日)のユーロ円動向振り返り
ユーロ円は円安になりました。
昨日は相場の注目を集める重要指標や要人発言に乏しく、日中から夕刻にかけてユーロ円の値動きは緩やかになりました。
夜になってドル円が急速に円安になると、円は主要通貨に対して弱くなり、ユーロ円も円安になりました。
この時間帯の独仏の10年債利回りが上昇したことも、円安を支えた可能性があります。
その後、ドル円が経済指標発表を受けて円高になると、独仏の10年債利回りも下落に転じ、ユーロ円も歩調を合わせて円高になりました。
しかし、日付が変わるころになると円高の動きは収まり、緩やかに値を戻す展開になりました。
本日(2023年8月30日)のユーロ円チャートテクニカル分析
(チャートは2023年8月30日7時のもの。「Orderbook3」を表示)
「オーダーブック」を見ると、157円付近から158円付近にかけて買い注文が厚くなっています。
この水準では押し目が形成されており、再度の下落と反発を想定した注文の可能性があります。
また、その中でも157円台前半の注文が特に厚くなっています。
サポートライン付近に位置しており、これに着目した注文だと考えられます。
その一方、158円台後半から159円台半ばにかけて、厚い売り注文が発注されています。
現在値からレジスタンスラインにかけての範囲で発注されており、これらが注目されている模様です。
また、159円台後半やそれよりも円安の水準でも、売り注文を確認できます。
ユーロ円は全体として円安トレンドであり、ここまで上昇する可能性があると想定している模様です。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「Orderbook3」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから
ユーロ円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2023年8月30日7時のもの)
過去24時間の相関関係を見ると、ユーロ円と相関関係になったのはドル円です。
また、ポンド円と豪ドル円とは、弱い相関関係になりました。
その一方、逆相関関係になったのはポンドドルと豪ドル米ドルです。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
ユーロ、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2023年8月30日7時のもの)
直近で最も強い通貨はNZドル、最も弱い通貨はドルです。
円は日中から夜にかけて徐々に弱くなったのち、日付が変わる頃にゼロ付近まで戻しました。
ユーロは1日を通してゼロを中心に上下動し、最終的にわずかにプラスとなりました。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
またEUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>EUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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