昨日(2023年8月29日)のWTI原油動向振り返り
- 終値:81.639(+1.311)<+1.63%>
※OANDAが提供する商品CFD「WTI原油(USOIL)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
USOILは反発しました。
中国が既存の住宅ローン金利を引き下げるとの報道が伝わり、景気回復への期待感からUSOILが買われました。
中国では株式取引にかかる減税やIPO規制なども発表しており、これらも価格上昇に寄与しています。
また、米ドルが弱くなり、原油の米ドル建て価格に割安感が出たことも、上昇要因となりました。
その一方、米JOLTS(雇用動態調査)求人件数や消費者信頼感指数が市場予想よりも弱く、これは価格下落要因となりますが、価格上昇要因が勝りました。
なお、API(米石油協会)が週間在庫統計を発表し、前週比でおよそ1,100万バレルの減少となりました。
【WTI原油(USOIL)】本日(2023年8月30日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年8月30日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
ローソク足は陽線をつけ、平均足の実体部を上抜きました。
平均足の上にローソク足が位置したことで、買いに勢いが出そうな状況です。
一方で、平均足は下ヒゲが長い陰線が連続しており、大局は売り優勢を示しています。
このまま現在の水準を保ち、直近高値を目指して上昇できるかに注目です。
<1時間足チャート分析>
一度は平均足を下抜き、下落に転換する動きを見せたものの反発。
陽線を連続させ、直近高値を更新しました。
平均足は陽連しており、買いに勢いが出ていることを示しています。
目先は上昇を続け、下落前の高値に引かれた長期レジスタンスラインを試せるかに注目です。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)
8月25日時点の米国の原油リグ稼働数は512基で、前週から8基減少しており、原油リグ数は減少傾向が続いています。
中国の景気後退がマイナス材料になっているものの、さまざまな景気対策が好感され、WTI原油市場は買いで反応しているようです。
8月30日8時時点のWTI原油価格は81ドル台まで上昇しています。
またWTI原油(USOIL)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>WTI原油(USOIL)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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