WTI原油見通し(市況ニュース):ロシアとOPECプラス間の新たな合意の成立が、WTI原油を押し上げる要因に (2023年9月1日)

マーケットレポート

昨日(2023年8月31日)のWTI原油動向振り返り

  • 終値:83.897(+1.867)<+2.28%>

※OANDAが提供する商品CFD「WTI原油(USOIL)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

USOILは3日続伸しました。
9月もサウジアラビアは原油を自主的に減産し、ロシアは原油輸出を抑制します。
これは原油価格の高止まり要因になっています。
そして、ロシアとOPECプラスの間で新たな合意が成立した旨を、ノバク露副首相が明らかにしました。
合意内容は原油輸出抑制の継続であると見込まれており、これを受けてUSOILは上昇しました。

【WTI原油(USOIL)】本日(2023年9月1日)のチャートテクニカル分析

【WTI原油(USOIL)】本日(2023年9月1日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年9月1日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

ローソク足は大陽線をつけて上昇。
3営業日連続で陽線となり、下落前の高値を試す勢いです。
平均足は陰連中ですが、実体が短くなってきており、売りの勢いは衰えつつあるようです。
目先は、上昇の勢いを継続させ、直近高値水準に到達できるかに注目です。

<1時間足チャート分析>

高値と安値を切り上げながら、上昇トレンドを形成しています。
直近高値に引かれた長期レジスタンスラインを上抜いたことで、買いに勢いが出ている状況です。
平均足も陽連し、上ヒゲが伸びていることから、買い圧力の強さを示しています。
目先は、このまま上昇を続けていけるかに注目です。

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)

石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)

8月25日時点の米国の原油リグ稼働数は512基で、リグ数は減少傾向が続いています。
9月もサウジアラビアの減産とロシアの原油輸出の抑制は継続するようで、原油価格上昇の要因となっています。
9月1日8時時点のWTI原油価格は83ドル台まで上昇しています。

石油・天然ガス採掘装置(リグ)の稼働数の推移はこちら

またWTI原油(USOIL)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>WTI原油(USOIL)リアルタイムレート

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OANDA Lab編集部

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