先週金曜日(2023年9月1日)のドル円動向振り返り
ドル円は円安になりました。
米雇用統計が発表され、非農業部門雇用者数は市場予想より多かった一方、失業率と平均時給は市場予想よりも弱い結果になりました。
全般的に米労働市場の過熱感緩和を示す内容となり、ドル円は急速に円高になりました。
しかし、米10年国債利回りが上昇に転じると、ドル円も歩調を合わせて反発局面になりました。
また、その後に発表されたPMI(製造業購買担当者景気指数)やISM製造業景況指数が市場予想よりも強く、円安がさらに後押しされました。
本日(2023年9月4日)のドル円チャートテクニカル分析
(チャートは2023年9月4日7時のもの。「Orderbook3」を表示)
「オーダーブック」を見ると、144円台半ばから145円台前半にかけて、買い注文のまとまりがあります。
押し目付近に位置しており、これを意識した注文だと考えられます。
また、146円台半ばに厚い買い注文があります。
直近のレジスタンスライン付近に位置しており、ドル円の上昇を想定している模様です。
その一方、146円付近に厚い売り注文を確認できます。
現在値よりもわずかに円高の位置にあり、今後の円高を想定していると考えられます。
また、147円台前半に厚い売り注文があります。
レジスタンスライン付近で発注されており、このラインが注目されている模様です。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「Orderbook3」はこちら
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ドル円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2023年9月4日7時のもの)
過去24時間の相関関係を見ると、ドル円と弱い相関関係になったのは豪ドル円です。
その一方、強い逆相関の関係になった通貨ペアはユーロドル、ポンドドル、そして豪ドル米ドルです。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
米ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2023年9月4日7時のもの)
直近で最も強い通貨はドル、最も弱い通貨はポンドです。
円はわずかにプラスで推移し、夜にプラス幅を大きく広げる場面もありました。
その後は、ゼロ付近で安定的に推移しました。
ドルはゼロを中心に動いたのち、夜にマイナス幅を広げる場面がありました。
その後は一転してプラス幅を大きく広げました。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
今週のドル円の注目材料
9月5日(火)13:30(オーストラリア)豪準備銀行(中央銀行)、政策金利発表
9月5日(火)23:00(米国)7月製造業新規受注(前月比)
9月6日(水)10:30(オーストラリア)4-6月期四半期国内総生産(GDP)(前年同期比、前期比)
9月6日(水)21:30(米国)7月貿易収支
9月6日(水)22:45(米国)8月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)
9月6日(水)22:45(米国)8月総合購買担当者景気指数(PMI、改定値)
9月6日(水)23:00(カナダ)カナダ銀行 政策金利
9月6日(水)23:00(米国)8月ISM非製造業景況指数(総合)
9月6日(水)27:00(米国)米地区連銀経済報告(ベージュブック)
9月7日(木)18:00(ユーロ)4-6月期四半期域内総生産(GDP、確定値)(前年同期比、前期比)
9月7日(木)21:30(米国)前週分失業保険継続受給者数
9月7日(木)21:30(米国)前週分新規失業保険申請件数
9月8日(金)8:50(日本)4-6月期四半期実質国内総生産(GDP、改定値)(前期比、年率換算)
9月8日(金)8:50(日本)7月国際収支・貿易収支
9月8日(金)21:30(カナダ)8月失業率
9月8日(金)21:30(カナダ)8月新規雇用者数
9月8日(金)25:00(ロシア)4-6月期実質国内総生産(GDP、改定値)(前年比)
またUSD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>USD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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