WTI原油見通し(市況ニュース):ロシアの原油輸出抑制とサウジアラビアの減産により、WTI原油価格は節目の85ドルに到達(2023年9月4日)

マーケットレポート

先週金曜日(2023年9月1日)のWTI原油動向振り返り

  • 終値:86.315(+2.418)<+2.88%>

※OANDAが提供する商品CFD「WTI原油(USOIL)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

USOILは4営業日続伸となりました。
ロシアによる原油輸出抑制が引き続き材料視され、WTI原油価格を引き上げました。
この輸出抑制は、今週中に正式発表されると見込まれています。
また、サウジアラビアが原油生産を減らしており、10月も継続する可能性があります。
これも、原油価格上昇に寄与している模様です。
なお、CFTC(米商品先物取引委員会)による原油の投機的ネットポジションが公開され、およそ24万1,000の買い越しとなりました。
買い越し幅は、今年7月から徐々に増加しつつあります。

【WTI原油(USOIL)】本日(2023年9月4日)のチャートテクニカル分析

【WTI原油(USOIL)】本日(2023年9月4日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年9月4日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

大陽線をつけて続伸。
直近高値を更新し、節目となる85ドル台に達しました。
平均足は陰線から陽線に転換しており、買い圧力が強まっている状況です。
目先は、このまま現在の価格水準を維持できるかに注目です。

<1時間足チャート分析>

高値と安値を切り上げながら上昇を続けています。
ローソク足はところどころで下ヒゲをつけており、買い圧力が強い状況です。
平均足は長い上ヒゲをつけた陽線が連続し、買いの勢いは継続中と考えられます。
このまま上昇を続けていけるかに注目です。

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)

石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)

8月25日時点の米国の原油リグ稼働数は512基で、前週の520基よりも8基減少しました。
ロシアの原油輸出抑制とサウジアラビアの減産が買い材料となり、WTI原油価格は上昇傾向となっています。
9月4日8時現在のWTI原油価格は86ドル台で推移しています。

石油・天然ガス採掘装置(リグ)の稼働数の推移はこちら

またWTI原油(USOIL)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>WTI原油(USOIL)リアルタイムレート

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OANDA Lab編集部

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