WTI原油見通し(市況ニュース):USOILは上昇。サウジアラビアの減産継続とロシアの輸出削減の継続が買い材料に(2023年9月6日)

マーケットレポート

昨日(2023年9月5日)のWTI原油動向振り返り

  • 終値:86.973(+0.74)<+0.86%>

※OANDAが提供する商品CFD「WTI原油(USOIL)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

USOILは上昇しました。
サウジアラビアが原油の自主的減産を年末まで継続すると発表し、USOIL価格は急反発しました。
また、ロシアも同様に12月まで輸出削減を継続するとしており、これもUSOIL上昇を支援しました。
昨日は、中国PMI(Caixinサービス部門購買担当者景気指数)や米製造業新規受注が市場予想よりも弱く、これはUSOIL価格にとってマイナスです。
しかし、減産と輸出抑制の効果が上回った形になっています。

【WTI原油(USOIL)】本日(2023年9月6日)のチャートテクニカル分析

【WTI原油(USOIL)】本日(2023年9月6日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年9月6日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

買いが継続しており、直近高値を更新後も上昇を続けています。
ただし、ローソク足には長い上ヒゲが伸びており、一定の売り圧力も出ているようです。
平均足は陽連し、上ヒゲが伸びていることから、買い優勢が続いていると考えられます。
目先は、ローソク足が上ヒゲをつけた水準を更新できるかに注目です。

<1時間足チャート分析>

大陽線をつけて大きく上昇。
レンジの上限を上抜き、一段階上の水準で推移している状況です。
陽連している平均足は、買い圧力の強さを示しています。
ここから上昇する場合は、上に位置する中期のレジスタンスラインを上抜けられるかです。
下落する場合は、平均足の下に位置するサポートラインが目安となりそうです。

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)

石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)

9月1日時点の米国の原油リグ稼働数は、前週から増減なしの512基となりました。
中国や米国の景気先行き不安感が出るも、サウジアラビアの減産継続とロシアの輸出削減継続によって、WTI原油価格は上昇傾向を続けています。
9月6日8時時点のWTI原油価格は87ドル台まで上昇しています。

石油・天然ガス採掘装置(リグ)の稼働数の推移はこちら

またWTI原油(USOIL)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>WTI原油(USOIL)リアルタイムレート

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