先週金曜日(2023年9月8日)の豪ドル円動向振り返り
豪ドル円は円安になりました。
午前9時台に、円が主要通貨に対して大幅に強くなる場面があり、豪ドル円もそれに連れて円高になりました。
この動きは短期間で収束し、他の主要通貨ペアと同様に豪ドル円も元の水準を回復しています。
その後は、日豪金利差などを背景にして円安の展開になりました。
なお、鈴木財務相の円安けん制発言が伝えられており、これが朝の円高を支援した可能性があります。
その一方、豪州要人からの発言は特にありませんでした。
本日(2023年9月11日)の豪ドル円チャートテクニカル分析
(チャートは2023年9月11日7時のもの。「Orderbook3」を表示)
「オーダーブック」を見ると、92円台後半から93円台後半にかけて、買い注文が厚くなっています。
サポートラインの下に注文が広がっており、買い意欲の強さが分かります。
しかし、レンジ相場内やそれよりも円安水準では、買い注文が乏しいです。
上値を追って取引したいトレーダーは少ない可能性があります。
その一方、95円ちょうど付近に厚い売り注文があります。
レジスタンスライン付近に位置しており、これが注目されている模様です。
また、93円台後半から94円台後半にかけて、売り注文が厚くなっています。
レンジ相場付近に位置しており、円高が進むと想定しているトレーダーが多い可能性があります。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「Orderbook3」はこちら
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豪ドル円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2023年9月11日7時のもの)
過去24時間の相関関係を見ると、豪ドル円と強い相関関係になったのは、ドル円、ユーロ円、そしてポンド円です。
また、豪ドル米ドルとも相関関係になりました。
その一方、逆相関の関係になった通貨ペアはありませんでした。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
豪ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2023年9月11日7時のもの)
直近で最も強い通貨はカナダドル、最も弱い通貨はドルです。
円は週末の深夜にかけてマイナス幅を広げ、それ以降はマイナス圏で安定的に推移しました。
その後、本日早朝に一気にプラス圏に回帰しています。
豪ドルは夕刻にかけてプラス幅を広げ、夜は安定的に動きました。
その後、日付が変わるあたりからはゼロ付近での動きになっています。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
今週の豪ドル円の注目材料
9月13日(水)15:00(英国)7月月次国内総生産(GDP)(前月比)
9月13日(水)21:30(米国)8月消費者物価指数(CPIコア指数)(前年同月比、前月比)
9月13日(水)21:30(米国)8月消費者物価指数(CPI)(前年同月比、前月比)
9月14日(木)8:50(日本)7月機械受注(前年同月比、前月比)
9月14日(木)10:30(オーストラリア)8月失業率
9月14日(木)10:30(オーストラリア)8月新規雇用者数
9月14日(木)21:15(ユーロ)欧州中央銀行(ECB)政策金利
9月14日(木)21:30(米国)8月小売売上高(前月比)
9月14日(木)21:30(米国)8月小売売上高(除自動車)(前月比)
9月14日(木)21:45(ユーロ)ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁、定例記者会見
9月15日(金)19:30(ロシア)ロシア中銀政策金利
またAUD/JPY(豪ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>AUD/JPY(豪ドル/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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