先週金曜日（2023年9月8日）のユーロ円動向振り返り

ユーロ円は円安になりました。
日経平均株価が大幅下落で始まり、ドル円が急落模様となったことを受け、朝のユーロ円は連れ安となりました。
その後、ドル円が値を戻すと、ユーロ円も同様に円安になっています。
夜には、欧州株式市場の軟調を受けて一時的に円高になる場面がありましたが、株価の復調に合わせて円安の展開になりました。
なお、ユーロ円に影響を与える要人発言は特にみられませんでした。

本日（2023年9月11日）のユーロ円チャートテクニカル分析

（チャートは2023年9月11日7時のもの。「Orderbook３」を表示）

「オーダーブック」を見ると、157円付近に厚い買い注文があります。
直近のサポートライン付近に位置しており、これに着目した注文だと考えられます。
また、156円台前半から後半にかけて、厚い買い注文のまとまりがあり、トレーダーの買い意欲の強さが分かります。

その一方、158円台後半で売り注文が特に厚くなっています。
レジスタンスラインよりも少し円安の水準で発注されており、このラインが注目されている模様です。
また、158円台前半から159円台後半にかけて、売り注文が厚くなっています。
直近のレンジ相場を上抜けた後の反落を想定している可能性があります。

「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「Orderbook3」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから

ユーロ円と他の通貨ペアとの相関分析

（画像は2023年9月11日7時のもの）

過去24時間の相関関係を見ると、ユーロ円と強い相関関係になったのは、ドル円、ポンド円、そして豪ドル円です。
その一方、弱い逆相関関係になったのはポンドドルです。

相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール

ユーロ、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析

（画像は2023年9月11日7時のもの）

直近で最も強い通貨はカナダドル、最も弱い通貨はドルです。
円は週末の深夜にかけてマイナス幅を広げ、それ以降はマイナス圏で安定的に推移しました。
その後、本日早朝に一気にプラス圏に回帰しています。
ユーロは夜にかけて徐々にマイナスになる展開となり、その後はプラス圏に戻して横ばいの動きになりました。

通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート

今週のユーロ円の注目材料

9月12日（火）18:00（ドイツ）9月ＺＥＷ景況感調査（期待指数）
9月12日（火）18:00（ユーロ）9月ＺＥＷ景況感調査
9月13日（水）15:00（英国）7月月次国内総生産（ＧＤＰ）（前月比）
9月13日（水）18:00（ユーロ）7月鉱工業生産（前年同月比、（前月比）
9月13日（水）21:30（米国）8月消費者物価指数（ＣＰＩコア指数）（前年同月比、前月比）
9月13日（水）21:30（米国）8月消費者物価指数（ＣＰＩ）（前年同月比、前月比）
9月14日（木）8:50（日本）7月機械受注（前年同月比、前月比）
9月14日（木）21:15（ユーロ）欧州中央銀行（ＥＣＢ）政策金利
9月14日（木）21:30（米国）8月小売売上高（前月比）
9月14日（木）21:30（米国）8月小売売上高（除自動車）（前月比）
9月14日（木）21:45（ユーロ）ラガルド欧州中央銀行(ＥＣＢ)総裁、定例記者会見
9月15日（金）19:30（ロシア）ロシア中銀政策金利

本日発表予定の経済指標はこちら

またEUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>EUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムレート

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