先週金曜日(2023年9月8日)のWTI原油動向振り返り
- 終値:87.42(+0.44)<+0.51%>
※OANDAが提供する商品CFD「WTI原油(USOIL)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
USOILは反発しました。
サウジアラビアの原油減産とロシアの原油輸出抑制が、引き続き市場参加者に強く意識されています。
両国による供給減少は、今後も価格上昇要因になると考えられます。
また、米EIA(エネルギー情報局)の週間在庫統計では、4週連続で市場予想を上回る在庫減少を記録しており、これもUSOIL価格上昇に寄与しています。
【WTI原油(USOIL)】本日(2023年9月11日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年9月11日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
上昇を続けていたローソク足は高値圏で一服。
ローソク足の上下に長いヒゲをつけ、売りと買いが拮抗しており、方向感が出ていない状況です。
陽連中の平均足は実体が長く、上ヒゲを伸ばしていることから、大局は買い優勢と考えられます。
注目は、上と下のどちらに向かうかで、上昇する場合は直近高値を上抜けられるかです。
下落する場合は、フィボナッチの23.6%の水準が目安になりそうです。
<1時間足チャート分析>
緩やかに下落していたローソク足は反発し、直近高値水準を目指していましたが、頭を押さえられる形で反落。
現在は売りの勢いが強まり、平均足を下抜いた状況です。
一方で平均足は陽連し、買い圧力が続いていることを示しています。
下落を続ける場合は、下に位置している中期のサポートラインが目安になりそうです。
反発する場合は、平均足を上抜けできるかです。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)
9月8日時点の米国の原油リグ稼働数は、前週よりも1基増えた513基となりました。
原油リグ稼働数の減少が続いている中で、久方ぶりの増加となった形です。
WTI原油価格は上昇傾向を続けており、9月11日8時現在のWTI原油価格は87ドル台で推移しています。
またWTI原油(USOIL)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>WTI原油(USOIL)リアルタイムレート
Published by
OANDA Lab編集部
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