昨日（2023年9月13日）のユーロ円動向振り返り
ユーロ円は昨日終値比でほぼ変わらず、わずかに円安になりました。
昨日未明、2024年のユーロ圏インフレ見通しの引き上げについて報道があり、これを受けて朝のユーロ円はやや円安の展開となりました。
しかし、午後になると値を戻し、その後はレンジ相場模様になりました。
日付が変わってからはさらに値動きが乏しくなり、そのまま1日の取引を終えています。
なお、昨日は要人による重要発言はなく、またユーロ圏の鉱工業生産が発表されましたが、市場は特段の反応を示しませんでした。
本日（2023年9月14日）のユーロ円チャートテクニカル分析
（チャートは2023年9月14日7時のもの。「Orderbook３」を表示）
「オーダーブック」を見ると、157円台前半に特に厚い買い注文があります。
サポートライン付近で発注されており、これが注目されている模様です。
また、158円台後半でも、買い注文が厚くなっています。
レジスタンスライン付近に位置しており、これを意識した注文だと考えられます。
その一方、158円台前半から159円台半ばにかけて、売り注文が厚くなっています。
レジスタンスライン周辺やそれよりも円安部分に広がっており、売り圧力の強さが分かります。
しかし、158円ちょうど付近から円高の部分では、売り注文がわずかになっています。
円高になってからさらに売りたいというトレーダーは少ない可能性があります。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「Orderbook3」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから
ユーロ円と他の通貨ペアとの相関分析
（画像は2023年9月14日7時のもの）
過去24時間の相関関係を見ると、ユーロ円と相関関係になったのは、ポンド円、ユーロドル、そしてポンドドルです。
ドル円とも弱い相関関係になりました。
その一方、逆相関の関係になった通貨ペアはありませんでした。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
ユーロ、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
（画像は2023年9月14日7時のもの）
直近で最も強い通貨はNZドル、最も弱い通貨はユーロです。
円はプラス圏に浮上する場面もあったものの、おおむねマイナスで推移しました。
ユーロは午前中にプラスになったのち、翌朝にかけて徐々にマイナス幅を広げる展開になりました。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
本日（2023年9月14日）の主な経済指標
21:15（ユーロ）欧州中央銀行 政策金利
21:30（米国）8月卸売物価指数
21:30（米国）8月小売売上高
21:45（ユーロ）ラガルドＥＣＢ総裁 会見
またEUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>EUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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