昨日(2023年9月13日)の天然ガス動向振り返り
- 終値:2.665(-0.029)<-1.08%>
※OANDAが提供する商品CFD「天然ガス(NATGAS)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
NATGAS価格は下落しました。
テキサス州で降雨の予報が出ており、気温が低下する見通しです。
このため、同地域での冷房需要が減退すると予想されています。
テキサス州は天然ガスを使った発電の割合が高く、電力需要の減退見通しがNATGAS価格の低下につながりました。
【天然ガス(NATGAS)】本日(2023年9月14日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年9月14日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
ローソク足は1本前と同水準の高値をつけて、上ヒゲ陰線で引けました。
毛抜き天井のパターンとなり、下落圧力を示しています。
現状は、レンジ相場の上限をうかがう位置まで4連騰したのち、一服した状況です。
目先は、このまま下げていくか、反転上昇するかに注目です。
<1時間足チャート分析>
直近高値を一時更新するも、長い陰線を作って大きく下げました。
この値動きにより、陽連していた平均足は陰連に切り替わり、ローソク足はその下を推移しています。
ただし、長い下ヒゲも目立ち、一定の買い圧力がありそうです。
目先は、下落の際に作ったサポートラインで踏みとどまるか、それとも割り込んでもう一段下げるかに注目です。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)
米石油サービス会社ベーカー・ヒューズの発表によると、米国内石油リグの稼働数は前週比で1基増加し、513基になりました。
13週ぶりの微増であり、減少トレンドに変化はありません。
一方、天然ガスは前週から1基減少して113基となりました。
今年の最大稼働数と比較して50基近く減らしており、こちらも減少トレンドが継続しています。
天然ガス貯蔵量の推移(週間)
米EIA(エネルギー情報局)の発表によると、天然ガスの貯蔵量は前週比で33 bcf(10億立方フィート)増加し、3,148 bcfになりました。
今年1月中旬以降、貯蔵量は過去5年間の平均を上回って推移しています。
貯蔵量の増加は、NATGAS価格にとってマイナス要因になります。
直近の在庫量は5年間平均に徐々に近づきつつあり、今後の動向に注目です。
また天然ガス(NATGAS)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>天然ガス(NATGAS)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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