昨日(2023年9月18日)の天然ガス動向振り返り
- 終値:2.69(+0.078)<+2.99%>
※OANDAが提供する商品CFD「天然ガス(NATGAS)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
NATGASは反発しました。
北米の天候は穏やかになりつつあり、これは天然ガスの冷房需要の減退を意味します。
その一方、米国では輸出向けLNG(液化天然ガス)の増加が観測されており、これがNATGAS価格引き上げ要因になりました。
また、豪州のLNGプラントでのストライキが継続しており、これもNATGAS価格を支えています。
【天然ガス(NATGAS)】本日(2023年9月19日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年9月19日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
3営業日連続で陰線が並ぶ展開となったのち、大陽線が形成されて引けました。
現在値は、以前に上ヒゲが伸びていた水準にあり、上値を押さえられやすい環境にあります。
平均足は陽連している一方で、上下にヒゲを伸ばしており、相場の気迷いを示しています。
目先は、直近高値の更新を試すかどうかに注目です。
<1時間足チャート分析>
直近の波動は、明確な上昇トレンドです。
平均足は陽連し、ローソク足はその上を推移しており、買い優勢を示しています。
その一方、現在値は平均足から乖離しており、下落して押し目を作る可能性もあります。
目先は、日足ベースで上値を押さえられている中長期のレジスタンスラインを上抜けられるかどうかに注目です。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)
米石油サービス会社ベーカー・ヒューズの発表によると、米国内石油リグの稼働数は前週比で2基増加し、515基になりました。
減少トレンドに変化はないものの、2週連続での増加になりました。
一方、天然ガスのリグ数は、前週から8基増加して121基となりました。
今年7月以来の大幅な増加であり、来週以降の動向に注目です。
天然ガス貯蔵量の推移(週間)
米EIA(エネルギー情報局)の発表によると、天然ガスの貯蔵量は前週比で57 bcf(10億立方フィート)増加し、3,205 bcfになりました。
今年1月中旬以降、貯蔵量は過去5年間の平均を上回って推移しています。
貯蔵量の増加は、NATGAS価格にとってマイナス要因になります。
直近の在庫量は5年間平均に徐々に近づきつつあり、今後の動向に注目です。
また天然ガス(NATGAS)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>天然ガス(NATGAS)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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