昨日(2023年9月19日)の天然ガス動向振り返り
- 終値:2.728(+0.038)<+1.41%>
※OANDAが提供する商品CFD「天然ガス(NATGAS)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
NATGAS価格は上昇しました。
米国内の天然ガス輸出拠点の稼働率が上昇しており、米国内の天然ガス在庫の引き締まり懸念からNATGAS価格は上昇傾向になりました。
なお、米国内の気温はやや高い傾向があるものの穏やかになっており、価格引き上げ要因としては徐々に弱まっている模様です。
【天然ガス(NATGAS)】本日(2023年9月20日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年9月20日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
ローソク足は2営業日連続で長い陽線を作り、直近高値の水準まで上昇しました。
ただし、頭を押さえられて引け、長い上ヒゲを残しています。
現在値は、以前から続いているレンジ相場の上限付近にあります。
目先は、レンジの上限をブレイクしてもう一段上での推移に移行するか、頭を押さえられて下落に転じるかに注目です。
<1時間足チャート分析>
直近の波動は上昇トレンドが発生しています。
上昇の勢いは強く、レジスタンスラインを上抜けて高値を更新しました。
ただし、高値更新後は反落し、ブレイクしたレジスタンスラインの下に戻っています。
目先は、現在値の位置でサポートされ再上昇するかどうかに注目です。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)
米石油サービス会社ベーカー・ヒューズの発表によると、米国内石油リグの稼働数は前週比で2基増加し、515基になりました。
減少トレンドに変化はないものの、2週連続での増加になりました。
一方、天然ガスのリグ数は、前週から8基増加して121基となりました。
今年7月以来の大幅な増加であり、来週以降の動向に注目です。
天然ガス貯蔵量の推移(週間)
米EIA(エネルギー情報局)の発表によると、天然ガスの貯蔵量は前週比で57 bcf(10億立方フィート)増加し、3,205 bcfになりました。
今年1月中旬以降、貯蔵量は過去5年間の平均を上回って推移しています。
貯蔵量の増加は、NATGAS価格にとってマイナス要因になります。
直近の在庫量は5年間平均に徐々に近づきつつあり、今後の動向に注目です。
また天然ガス(NATGAS)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>天然ガス(NATGAS)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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