昨日(2023年9月20日)の天然ガス動向振り返り
- 終値:2.646(-0.082)<-3.01%>
※OANDAが提供する商品CFD「天然ガス(NATGAS)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
NATGAS価格は反落しました。
米国の気温は平年よりも温暖な見通しであり、これが秋口の暖房需要を減らすと見込まれています。
平年より高い気温は、夏場の冷房需要を押し上げてNATGAS価格の上昇に結びつきます。
その一方、秋から冬にかけては暖房需要の減退を意味し、価格下落要因になります。
【天然ガス(NATGAS)】本日(2023年9月21日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年9月21日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
ローソク足は長い陰線を作り、平均足の水準まで下落しました。
レンジ上限での下落圧力が継続していると考えられます。
これまでを振り返ると、レンジの上限と下限を行ったり来たりする流れが見て取れ、目先は下落を続けて平均足を割り込むか、反発上昇するかに注目です。
<1時間足チャート分析>
直近の波動は下降トレンドが続いています。
平均足は陰連し、ローソク足はその下を推移しており、売り優勢を示しています。
以前の中期サポートラインが重なる水準で下値を支えられており、下降トレンドを継続してもう一段下での推移に移行するかどうかに注目です。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)
米石油サービス会社ベーカー・ヒューズの発表によると、米国内石油リグの稼働数は前週比で2基増加し、515基になりました。
減少トレンドに変化はないものの、2週連続での増加になりました。
一方、天然ガスのリグ数は、前週から8基増加して121基となりました。
今年7月以来の大幅な増加であり、来週以降の動向に注目です。
天然ガス貯蔵量の推移(週間)
米EIA(エネルギー情報局)の発表によると、天然ガスの貯蔵量は前週比で57 bcf(10億立方フィート)増加し、3,205 bcfになりました。
今年1月中旬以降、貯蔵量は過去5年間の平均を上回って推移しています。
貯蔵量の増加は、NATGAS価格にとってマイナス要因になります。
直近の在庫量は5年間平均に徐々に近づきつつあり、今後の動向に注目です。
また天然ガス(NATGAS)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>天然ガス(NATGAS)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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