昨日(2023年9月25日)のWTI原油動向振り返り
- 終値:90.368(-0.516)<-0.57%>
※OANDAが提供する商品CFD「WTI原油(USOIL)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
USOILは反落しました。
サウジアラビアによる原油の自主的減産と、ロシアによる原油輸出抑制により、需給が引き続き引き締まっています。
しかし、ドルが他の通貨に対して強くなり、米国債利回りも上昇を続けたことから、昨日はやや値を戻しました。
また、中国の不動産市況の悪化が再び注目を集めており、中国の景気減速懸念が浮上しています。
これも、USOIL価格引き下げに作用しました。
【WTI原油(USOIL)】本日(2023年9月26日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年9月26日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
ローソク足は2営業日連続で陽線をつけたあと、陰線で引けました。
上を目指す勢いは高値圏で一服し、下位時間軸ではレンジで推移している状況です。
とはいえ、日足ベースの平均足は陽連し、その上にローソク足が位置していることから、大局は買い優勢です。
目先は、上昇して直近高値を試すか、下落して平均足を下抜けるかに注目です。
<1時間足チャート分析>
ローソク足は平均足を下抜き、そのまま下落していく動きを見せたものの反発。
買い圧力が強まり、現在は平均足の下ヒゲの水準まで戻している状況です。
少し引いた目線で見ると、平均足は頻繁に色を変え、ローソク足と絡み合っており、方向感のないレンジ相場になっています。
ここから上昇を続けるには、平均足を上抜けできるかがポイントになりそうです。
下落していく場合は、下に位置する中期と長期のサポートラインで支持されるかに注目です。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)
2023年9月15日時点の米国の原油リグ稼働数は515基となり、前週から2基増加しました。
9月25日のWTI原油価格はドル高と米国債利回りの上昇がマイナス材料となり、下落しました。
このまま90ドル台での推移を続けられるかに注目です。
原油在庫の推移(週間)
米EIA(エネルギー情報局)の発表によると、2023年9月15日時点の原油在庫は前週比で213.6万バレルほど減少し、4億1846万バレルとなりました。
原油在庫は過去5年間の平均を下回っており、さらに減少傾向にあることはWTI原油価格のプラス材料となりそうです。
またWTI原油(USOIL)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>WTI原油(USOIL)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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