昨日（2023年9月26日）のドル円動向振り返り
ドル円は円安が進みました。
米国の金利先高観と日本の低金利政策維持が、引き続き注目されています。
しかし、市場介入への懸念から、値動きの乏しい展開でした。
円安に関して、鈴木財務相が、あらゆる選択肢を排除せず適切に対応する旨を発言しており、市場参加者は介入への警戒を強めています。
なお、米国で各種経済指標が発表されました。
ケース・シラー米住宅価格指数は市場予想よりも強かった一方、新築住宅販売件数と消費者信頼感指数（コンファレンス・ボード）は市場予想よりも弱く、ドル円の値動きは限られました。
本日（2023年9月27日）のドル円チャートテクニカル分析
（チャートは2023年9月27日7時のもの。「Orderbook３」を表示）
「オーダーブック」を見ると、147円台半ばから148円台半ばにかけて、買い注文が断続的に発注されています。
押し目の部分全体で発注されており、買い意欲の強さが分かります。
その中でも、148円ちょうど付近に厚い買い注文を確認できます。
サポートライン付近に位置しており、これが注目されている模様です。
その一方、148円台半ばから後半にかけて、特に厚い売り注文を確認できます。
直近のサポートライン付近で発注されており、これを意識した注文だと考えられます。
また、149円台前半から半ばにかけて、売り注文が発注されています。
現在値よりも円安水準であり、ドル円の反落を想定した注文の可能性があります。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「Orderbook3」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから
ドル円と他の通貨ペアとの相関分析
（画像は2023年9月27日7時のもの）
過去24時間の相関関係を見ると、ドル円と相関関係になった通貨ペアはありませんでした。
その一方、強い逆相関関係になったのは豪ドル米ドルです。
また、逆相関関係になったのは、豪ドル円、ユーロドル、そしてポンドドルです。
ポンド円とも弱い逆相関関係を示しました。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
米ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
（画像は2023年9月27日7時のもの）
直近で最も強い通貨はドル、最も弱い通貨はカナダドルです。
円はマイナスになる場面があったものの、徐々にプラス幅を広げる展開でした。
ドルは1日を通しておおむねプラス圏で推移し、夜以降のプラス幅拡大が目立ちます。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
本日（2023年9月27日）の主な経済指標
08:50（日本）日銀・金融政策決定会合議事要旨
21:30（米国）8月耐久財受注
またUSD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>USD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムレート
Published by
OANDA Lab編集部
OANDA証券株式会社が運営する「OANDAラボ」は、FX/CFDを統計学的側面で科学するメディアです。外国為替(FX)や世界の株価指数、金や原油などの商品市場に関するマーケット情報やデータ、ニュースを提供しています。
会社名：OANDA証券株式会社
所在地：東京都千代田区平河町1-3-13 CIRCLES平河町 10階
加入協会：一般社団法人金融先物取引業協会 / 日本証券業協会 / 日本商品先物取引業協会
登録番号：第一種 金融商品取引業 関東財務局長 (金商) 第2137号
問い合わせ先：お問い合わせフォームから
本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。
