昨日(2023年9月28日)の米国主要3指数振り返り
- 終値:
US30(米国ウォールストリート株価指数30):33715.0(+93.5)<+0.28%>
US100(米国100株価指数):14738.0(+110.2)<+0.75%>
US500(米国500株価指数):4308.2(+19.8)<+0.46%>
※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。
9月28日の米国株主要3指数は、揃って反発しました。
9月27日に4.6%まで上昇した10年債利回りが4.5%台に低下した影響により、ハイテク株に買いが集まり米株を押し上げました。
とはいえ、米政府機関の一部閉鎖の可能性が高まっており、なおかつ本日(29日)は個人消費支出(PCE)物価指数の発表を控えており、市場では様子見ムードが広がり、上値を積極的に追う動きは限定的でした。
US500が参照しているS&P500の主要な11セクターでは、通信サービスが1.2%の上昇、素材が1%上昇しました。
反対に、金利に敏感な公益事業は2.2%下降しました。
個別で見ていくと、半導体大手のマイクロン・テクノロジー / Micron Technology, Inc.は、第1四半期の業績が市場予想より大幅な赤字になる見通しです。
その結果として4.4%下降しました。
コンサルティング大手のアクセンチュア / Accenture plcは、通期利益と第1四半期の売上高見通しが市場予想を下回って、4.3%下降しました。
【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2023年9月29日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年9月29日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
1本前のローソク足に続いて下ヒゲを長く伸ばして反発し、しばらく続いていた安値の更新はストップしました。
とはいえ、ローソク足は平均足より安い価格帯で推移しており、平均足の色も陰線が連続していることから、大局は下降トレンドと考えられます。
<1時間足チャート分析>
長く続いていた下降に対して、底値圏で長期と中期のサポートラインが形成され、現在は反発して平均足より上にローソク足が抜けました。
この上昇に伴って、平均足も陽転しています。
このまま反転上昇していく場合、すぐ上の中期レジスタンスラインをどう突破していくかに注目が集まります。
US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら
【US100(米国100株価指数)】本日(2023年9月29日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年9月29日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
ローソク足は1本前の安値を更新することなく、2本続けて陽線が立ちました。
とはいえ、大局で見ると高値も安値も切り下げており、なおかつ平均足より下をローソク足が推移しています。
平均足の色も陰線で安定しており、全体の流れは下降トレンドであることが示唆されています。
<1時間足チャート分析>
底値圏で長期と中期のサポートラインを形成し、反転上昇を始めています。
しばらくローソク足と平均足が近い水準を推移していて、平均足の色も安定しませんでしたが、最終的にローソク足が急上昇することで平均足も陽線が続いています。
また、高値、安値ともに切り上げに転じました。
US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら
【US500(米国500株価指数)】本日(2023年9月29日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年9月29日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
ローソク足は反発し、フィボナッチの23.6%付近に達したところで押し戻され、上ヒゲを伸ばしています。
平均足は実体が長くほとんど上ヒゲがない下降トレンドの形状で、ローソク足との位置関係からも大局は下降トレンドと考えられます。
<1時間足チャート分析>
高値も安値も切り下げていましたが、切り上げに転じ、安値圏に長期と中期のサポートラインが引かれました。
現在はローソク足が平均足の上に抜け出し、平均足も陽線が連続で出現しています。
またこの反転上昇で、既に中期のレジスタンスラインをブレイクしています。
US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
本日(2023年9月29日)の主な米国経済指標
9月29日(金)21:30(米国)8月個人所得(前月比)
9月29日(金)21:30(米国)8月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前年同月比、前月比)
9月29日(金)21:30(米国)8月個人消費支出(PCEデフレーター)(前年同月比)
9月29日(金)21:30(米国)8月個人消費支出(PCE)(前月比)
9月29日(金)22:45(米国)9月シカゴ購買部協会景気指数
9月29日(金)23:00(米国)9月ミシガン大学消費者態度指数・確報値
Published by
OANDA Lab編集部
OANDA証券株式会社が運営する「OANDAラボ」は、FX/CFDを統計学的側面で科学するメディアです。外国為替(FX)や世界の株価指数、金や原油などの商品市場に関するマーケット情報やデータ、ニュースを提供しています。
会社名:OANDA証券株式会社
所在地:東京都千代田区平河町1-3-13 CIRCLES平河町 10階
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会 / 日本証券業協会 / 日本商品先物取引業協会
登録番号:第一種 金融商品取引業 関東財務局長 (金商) 第2137号
問い合わせ先:お問い合わせフォームから
本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。