昨日（2023年10月2日）のWTI原油動向振り返り
- 終値：88.976（-2.202）＜-2.42％＞
※OANDAが提供する商品CFD「WTI原油(USOIL)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
USOILは3日続落しました。
ドルが他の主要国通貨に対して強くなり、ドル建てで見たUSOIL価格に割高感が出ました。
また、ボウマンFRB（米連邦準備理事会）理事が追加利上げに言及し、米10年債利回りも上昇しており、将来的な原油需要への懸念が生じました。
これを受けて、USOILは下落しました。
なお、米国ではISM製造業景況指数とPMI（製造業購買担当者景気指数）が発表され、いずれも市場予想より良好な結果でした。
しかし、市場はこれらに注目しなかった模様です。
【WTI原油(USOIL)】本日（2023年10月3日）のチャートテクニカル分析
（チャートは2023年10月3日7時のもの）
左：日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右：1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
＜日足チャート分析＞
3営業日連続で陰線をつけ、上昇波動に引かれたフィボナッチの38.2%の水準まで下落しました。
平均足の上で推移していたローソク足は、平均足を下抜いた状況です。
陽連している平均足は、上下にヒゲを伸ばしており、買いの勢いが弱まりつつあることを示唆しています。
目先は、フィボナッチの38.2%で踏みとどまれるかに注目です。
さらに下落する場合は、フィボナッチの50.0%が目安になりそうです。
＜1時間足チャート分析＞
陰線を連続させ、高値と安値を切り下げながら推移しています。
ローソク足は平均足を下抜き、直近安値の水準まで下落している状況です。
平均足は陰連し、長い下ヒゲを伸ばしていることから、大局は売り優勢です。
直近安値に引かれた長期サポートラインを下抜くか、それとも反発上昇するかに注目です。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
石油・天然ガス採掘装置（リグ）数の推移（週間）
2023年9月29日時点の米国の原油リグ稼働数は502基で、前週から5基減少しました。
ドル高や、米国の追加利上げの可能性によりWTI原油価格は下落しています。
10月3日8時現在のWTI原油価格は90ドルを下回り、88ドル台で推移しています。
原油在庫の推移（週間）
米EIA（エネルギー情報局）の発表によると、2023年9月22日時点の原油在庫は前週比で216.9万バレルほど減少した4億1629万バレルです。
原油在庫は減少傾向が続いており、過去5年間の平均値を下回っている状況です。
またWTI原油(USOIL)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>WTI原油(USOIL)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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