昨日(2023年10月3日)のユーロ円動向振り返り
ユーロ円は大きく円高に動きました。
日中から夜にかけての値動きは乏しく、狭い範囲での値動きでした。
レーン欧州中央銀行(ECB)専務理事がインフレ警戒のコメントをしましたが、市場は特段の反応を示していません。
しかし、夜半になると円が突然買われ、ユーロ円が大きく円高に進む場面がありました。
ユーロ円はすぐに半値戻しの水準まで戻すと、その後は緩やかな動きに終始しました。
日銀の市場介入との見方がある一方で、財務省幹部は市場介入したかどうかについてコメントしていません。
本日(2023年10月4日)のユーロ円チャートテクニカル分析
(チャートは2023年10月4日7時のもの。「Orderbook3」を表示)
「オーダーブック」を見ると、154円台前半から155円台後半にかけて、厚い買い注文があります。
昨日安値から現在値付近にかけて発注されており、買い圧力の強さが分かります。
しかし、156円付近から159円付近にかけては、買い注文が乏しいです。
上値を追って買いたいトレーダーは少ない可能性があります。
その一方、157円台後半に、特に厚い売り注文が発注されています。
レジスタンスラインが重なる位置であり、これが注目されている模様です。
また、156円台前半から157円台前半にかけても、やや薄めながら売り注文のまとまりがあります。
昨日の高値から現在値付近に広がっており、戻り売りを想定している可能性があります。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「Orderbook3」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから
ユーロ円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2023年10月4日7時のもの)
過去24時間の相関関係を見ると、ユーロ円と強い相関関係だったのは、ドル円、ポンド円そして豪ドル円です。
ユーロドルや豪ドル米ドルとも相関関係でした。
その一方、逆相関の関係になった通貨ペアはありませんでした。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
ユーロ、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2023年10月4日7時のもの)
直近で最も強い通貨は円、最も弱い通貨は豪ドルです。
円はプラス幅を徐々に拡大し、夜半にさらに大きくしました。
ユーロは夜にかけてプラス幅を大きくし、その後はプラス幅を縮めたものの、ゼロ以上を維持しました。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
本日(2023年10月4日)の主な経済指標
17:00(ユーロ)ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁 発言
21:15(米国)9月ADP雇用統計(前月比)
23:00(米国)9月ISM非製造業景況指数(総合)
またEUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>EUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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