昨日（2023年10月4日）のユーロ円動向振り返り
ユーロ円は円安。
急落を経て値動きがなくなり、午前中から夕刻にかけて横ばいで動きました。
その後、ユーロドルが上昇し、ドル円がやや軟調な動きとなったのを受けて、ユーロ円は円安に進んでいます。
その後は再び狭い範囲のレンジ相場に移行し、そのまま1日の取引を終えました。
なお、昨日は重要な各種経済指標が発表されました。
独仏とユーロ圏のサービス部門購買担当者景気指数（PMI）は市場予想より強く、ユーロ圏卸売物価指数（PPI）は市場予想とほぼ同じです。
その一方、ユーロ圏小売売上高は弱く、全体として市場参加者は大きな反応を示しませんでした。
本日（2023年10月5日）のユーロ円チャートテクニカル分析
（チャートは2023年10月5日7時のもの。「Orderbook３」を表示）
「オーダーブック」を見ると、154円台半ばから155円台後半にかけて、厚い買い注文があります。
直近の急落のヒゲ部分に位置しており、これが注目されている模様です。
その中でも、155円台半ばの買い注文が特に厚いです。
サポートラインよりも少し円高の水準で発注されており、これを意識した注文だと考えられます。
その一方、157円台後半に、特に厚い売り注文が発注されています。
この付近には複数のレジスタンスラインが集まっており、これらが注目されている模様です。
また、156円台半ばにも、やや厚い売り注文があります。
現在値付近で発注されており、円高を想定した注文の可能性があります。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「Orderbook3」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから
ユーロ円と他の通貨ペアとの相関分析
（画像は2023年10月5日7時のもの）
過去24時間の相関関係を見ると、ユーロ円と強い相関関係だったのは、ポンド円、豪ドル円、ユーロドル、ポンドドルそして豪ドル米ドルです。
その一方、弱い逆相関関係だったのはドル円です。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
ユーロ、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
（画像は2023年10月5日7時のもの）
直近で最も強い通貨はポンド、最も弱い通貨はカナダドルです。
円はマイナス圏での推移が中心でしたが、時折プラス圏に浮上する場面もありました。
ユーロは徐々にプラス幅を広げる展開で、夜以降は安定的に動きました。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
本日（2023年10月5日）の主な経済指標
17:30（英国）9月建設業購買担当者景気指数（ＰＭＩ）
21:30（米国）前週分新規失業保険申請件数
21:30（米国）8月貿易収支
またEUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>EUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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