昨日（2023年10月5日）のドル円動向振り返り
ドル円は円高。
午前中に円高に進む場面がありましたが、特段の経済指標発表等はなく、米10年債利回りがやや低下気味だったことを受けた可能性があります。
日米金利差は大きく、ほどなく元の水準を回復し、1日を通してレンジ相場を形成しました。
なお、この日は、日本の要人からの円安けん制発言は伝わりませんでした。
その一方、デイリー米サンフランシスコ連銀総裁やバーキン米リッチモンド連銀総裁が金利水準について発言したものの、市場は特に反応を示しませんでした。
また、新規失業保険申請件数が発表され、市場予想よりも強い数字でしたが、ドル円に大きな値動きはありませんでした。
本日（2023年10月6日）のドル円チャートテクニカル分析
（チャートは2023年10月6日7時のもの。「Orderbook３」を表示）
「オーダーブック」を見ると、147円前半から148円台前半にかけて、買い注文のまとまりがあります。
現在値から円高部分に広がっており、買い意欲の強さが分かります。
その中でも、147円台半ばに、特に厚い買い注文があります。
長い下ヒゲの安値付近に位置しており、これを意識した注文だと考えられます。
その一方、150円付近に、特に厚い売り注文があります。
レジスタンスライン付近で発注されており、これが注目されている模様です。
また、148円台前半から149円付近にかけても、厚い売り注文を確認できます。
直近の値動き全体に位置しており、円高を想定した注文の可能性があります。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「Orderbook3」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから
ドル円と他の通貨ペアとの相関分析
（画像は2023年10月6日7時のもの）
過去24時間の相関関係を見ると、ドル円と弱い相関関係だったのはユーロ円です。
その一方、強い逆相関関係だったのは、ユーロドル、ポンドドルそして豪ドル米ドルです。
豪ドル円とも弱い逆相関関係でした。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
米ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
（画像は2023年10月6日7時のもの）
直近で最も強い通貨はNZドル、最も弱い通貨は米ドルです。
円はゼロを中心に上下動し、最終的にマイナスで取引を終えました。
ドルは日中に大きくマイナスに沈み、夜になってゼロ付近まで回復しましたが、深夜に大きくマイナスに振れました。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
本日（2023年10月6日）の主な経済指標
21:30（米国）9月失業率
21:30（米国）9月非農業部門雇用者数変化（前月比）
21:30（米国）9月平均時給
またUSD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>USD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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