先週金曜日(2023年10月13日)の米国主要3指数振り返り
- 終値:
US30(米国ウォールストリート株価指数30):33619.0(-7.0)<-0.02%>
US100(米国100株価指数):14991.2(-211.8)<-1.39%>
US500(米国500株価指数):4323.3(-28.5)<-0.65%>
※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。
10月13日の米国株主要3指数は、US100の下落が目立ち、1.39%もの大きな下落率でした。
また、US500も0.65%の下落を見せました。
この日にはJPモルガン・チェース / JPMorgan Chase & Co.など、金融大手の決算があり、堅調な決算が相場を支えました。
US30が参照するダウ平均株価は、一時300ドル以上の大きな上昇に。
しかし、米ミシガン大が公表した消費者調査の内容が悪かったことや、中東情勢が懸念され、相場は下降に転じました。
また、決算を開示したいくつかの銀行の経営層からは、米国経済の先行きを不安視するコメントが出ています。
JPモルガン・チェース / JPMorgan Chase & Co.のダイモンCEOは、底堅い労働市場などがインフレを高止まりさせ、さらなる金利上昇につながる恐れがあるとしています。
シティグループ / Citigroup Inc.のフレーザーCEOは、支出が減っており、消費者が警戒していると述べました。
US500が参照するS&P500の主要11セクターでは、中東情勢の悪化による原油高で、エネルギーが2.3%上昇しました。
また、公益事業が1%上昇、主要消費財が0.8%上昇と、ディフェンシブセクターに買いが集まりました。
個別で見ていくと、ウェルズ・ファーゴ / Wells Fargo & Companyは3%、JPモルガン・チェース / JPMorgan Chase & Co.は1.5%の上昇でしたが、シティグループ / Citigroup Inc.は0.2%の下降でした。
資産運用会社のブラックロック / BlackRock, Inc.は、第3四半期の純資金流入額が減少したことで1.3%下降しました。
医療保険のユナイテッドヘルス・グループ / UnitedHealth Group Incorporatedは、第3四半期利益が予想を上回って2.6%上昇しました。
ディスカウント小売のダラー・ジェネラル / Dollar General Corporationは、CEOの交代により9%上昇しました。
【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2023年10月16日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年10月16日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
先週金曜日の日足は、極端に上ヒゲが長く、実体がほとんどないトンカチで引けました。
いったんはローソク足が平均足を上に抜けたものの、再び終値が平均足のヒゲと重なる形となりました。
平均足は陰線が継続しており、大局は不透明であるといえます。
<1時間足チャート分析>
長期のサポートラインが引かれた水準から反発して、ローソク足は平均足を上回りました。
その後はローソク足と平均足が混じり合う展開でしたが、強い上昇が発生。
長期のレジスタンスライン手前で跳ね返されて、平均足の水準まで戻って1週間の取引を終えています。
US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら
【US100(米国100株価指数)】本日(2023年10月16日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年10月16日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
先週金曜日の日足は、木曜日に続いて2連続で陰線が立ち、終値は平均足のヒゲの水準まで戻りました。
平均足は陽線を維持しており、トレンドの流れは不鮮明であるといえます。
現在はフィボナッチの38.2%付近に滞在しているため、この水準で押し目を作るかに注目です。
<1時間足チャート分析>
長期のレジスタンスラインが形成されている価格帯を頂点に、高値、安値のどちらも切り下げる下落が発生しています。
また、その間の平均足は一貫して陰線をキープしており、目先は売り圧力が強いと考えられます。
過去に突破したサポートラインがレジスタンス転換するケースも想定されます。
US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら
【US500(米国500株価指数)】本日(2023年10月16日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年10月16日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
2本続けて長い陰線が立ち、ローソク足の先端は平均足の上ヒゲと重なる水準まで下げました。
平均足は終値ベースで陰線をキープしているものの、実体は極端に短いです。
ローソク足が平均足の上にあるとはいえ、トレンドの方向性が定まっていないことが読み取れます。
<1時間足チャート分析>
高値と安値を順次切り下げています。
ローソク足が一時的に平均足を上回るものの、すぐに押し戻されて下抜けしており、おおむね平均足>ローソク足の位置関係が保たれています。
先週金曜日は、取引時間終盤で中期のサポートラインを一時的にブレイクするも、押し戻されています。
US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
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本日(2023年10月16日)の主な米国経済指標
10月16日(月)21:30(米国)10月ニューヨーク連銀製造業景気指数
10月16日(月)27:00(米国)9月月次財政収支
CFTC投機筋の株価指数・商品・債券ポジション推移チャート
(画像は2023年10月16日8時00分のもの)
S&P500(E-mini)/S&P500の直近1年間のポジション推移です。
買い(Long)は減少、売り(Short)は横ばいで、差し引きすると合計(Net)の売りは少し増加しました。
売り越し解消からは一歩後退です。
Open Interest(総取組高)は、前週と大きく変わりませんでした。
CFTC投機筋の株価指数・商品・債券ポジション推移チャートはこちら
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OANDA Lab編集部
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