昨日（2023年10月16日）のWTI原油動向振り返り
- 終値：87.284（-0.898）＜-1.02％＞
※OANDAが提供する商品CFD「WTI原油(USOIL)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
USOILは反落。
イスラエルとハマスの戦闘激化に加えて、イスラエル北部でも戦線拡大が懸念されていました。
しかし、各国による鎮静化に向けた動きが活発化し、一時に比べて事態悪化の懸念が和らいでいます。
また、米国は公正な選挙実施を条件に、ベネズエラの石油産業への制裁を緩和する見通しです。
原油供給増加を期待できるため、USOIL価格は下落しました。
【WTI原油(USOIL)】本日（2023年10月17日）のチャートテクニカル分析
（チャートは2023年10月17日7時のもの）
左：日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右：1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
＜日足チャート分析＞
2営業日連続で陽線をつけ、平均足を上抜きそうな勢いでしたが、昨日は陰線で引けました。
平均足がレジスタンスラインとなり、上値を押さえられた形です。
平均足は陰連し、その下をローソク足が推移していることから、大局は売り優勢です。
目先は、下降トレンドを継続するか、上昇基調に転換するかに注目です。
＜1時間足チャート分析＞
平均足の上で高値を切り上げていたローソク足は、大陰線をつけて平均足を下抜きました。
現在は一段階下の水準で推移しており、方向感のない状態です。
陽連していた平均足は陰連に転換し、売りの勢いが強いことを示しています。
下に引かれている中期サポートラインを下抜くと、下落に勢いがつきそうです。
上昇する場合は、上に位置する長期レジスタンスラインと平均足を上抜けられるかです。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
石油・天然ガス採掘装置（リグ）数の推移（週間）
2023年10月6日時点の米国の原油リグ稼働数は前週から5基減少した497基です。
米国がベネズエラへの制裁を緩和する動きを見せており、原油供給の増加期待からWTI原油価格は下落しました。
10月17日8時現在のWTI原油価格は、87ドル台で推移しています。
原油在庫の推移（週間）
米EIA（エネルギー情報局）の発表によると、2023年10月6日時点の原油在庫は前週比で1017.6万バレルほど増加し、およそ4億2424万バレルです。
原油在庫は今年8月から減少が続いていましたが、直近は大きく増加した形です。
またWTI原油(USOIL)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>WTI原油(USOIL)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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