昨日(2023年10月17日)の天然ガス動向振り返り
- 終値:3(-0.025)<-0.83%>
※OANDAが提供する商品CFD「天然ガス(NATGAS)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
NATGAS価格は5営業日続落。
米国内での温暖な天候見通しが、引き続き嫌気されています。
天然ガスは米国内で発電用燃料として使用されており、暖房用の電力需要の減退は天然ガス需要の減少に結びつきます。
これを受けて、NATGAS価格は下落しました。
【天然ガス(NATGAS)】本日(2023年10月18日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年10月18日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
5営業日連続で陰線を形成して下落し、上昇波動に引かれたフィボナッチの38.2%水準まで押し目を作っています。
陽連していた平均足は実体が短くなり、下ヒゲも出始めており、買い優勢の状況が変わりつつあることを示しています。
現在値は、フィボナッチの38.2%、平均足、以前のレジスタンスラインが重なる水準にあり、ここでサポートされるかに注目です。
<1時間足チャート分析>
大局では下降トレンドが継続し、大きく下げています。
ただし、直近はローソク足が平均足の上下を行き来する状況で、方向感を失いつつあります。
現在は、平均足を中心にしたレンジ相場と考えることができそうです。
中期のサポートラインとレジスタンスラインの、どちらをブレイクしていくかに注目です。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)
米石油サービス会社ベーカー・ヒューズの発表によると、米国内石油リグの稼働数は前週比で4基増加し、501基になりました。
4週ぶりに増加したものの、減少トレンドが継続しています。
一方、天然ガスのリグ数は、前週から1基減少して117基になりました。
年初比で30基以上減少しており、天然ガスの稼働リグ数の減少基調に変化はありません。
天然ガス貯蔵量の推移(週間)
米EIA(エネルギー情報局)の発表によると、天然ガスの貯蔵量は前週比で84bcf(10億立方フィート)増加し、3,529 bcfでした。
先週に引き続き増加量は市場予想より少なかったものの、貯蔵量合計は過去5年間の平均を上回っています。
貯蔵量の増加は、NATGAS価格にとってマイナス要因です。
しかし、過去5年間の平均との差は徐々に小さくなっており、このまま差を縮めるかどうか、推移に注目です。
また天然ガス(NATGAS)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>天然ガス(NATGAS)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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