昨日(2023年10月17日)の米国主要3指数振り返り
- 終値:
US30(米国ウォールストリート株価指数30):33992.5(-23.8)<-0.07%>
US100(米国100株価指数):15134.6(-60.0)<-0.39%>
US500(米国500株価指数):4373.6(-6.4)<-0.15%>
※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。
10月17日の米国株主要3指数は、あまり方向感がない陰線をつけました。
この日に発表された小売売上高は、市場の予想を上回る結果で、個人消費の強さが浮き彫りになりました。
それにより、金融引き締めの長期化が懸念され長期金利が上昇、ハイテク株などが売られました。
また、米政権が中国向けの半導体輸出の規制をさらに強めることを発表したため、エヌビディア / NVIDIA Corporationなどの半導体銘柄が全体的に売られました。
これは、中国政府が米国の最新技術を軍事強化のために利用することを、阻止するための措置の一環であると見られます。
ただしエヌビディア側は、将来的な業績に対して重大な影響を与えるとは思っていないとのコメントを出しています。
イスラム組織ハマスとイスラエルの対立が激化する中、バイデン大統領のイスラエル訪問が予定されており、中東情勢緊迫化による市場への影響が注目されています。
個別で見ていくと、ゴールドマン・サックス・グループ / The Goldman Sachs Group, Inc.は減収減益の決算となり1.6%下降。
バンク・オブ・アメリカ / Bank of America Corporationは、決算の結果が良く2.3%上昇。
ロッキード・マーチン / Lockheed Martin Corporationは、第3四半期の収益が予想を上回り、0.2%上昇となりました。
米国株式市場では、全体的に決算の内容は良好です。
【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2023年10月18日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年10月18日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
実体が短く、上下にヒゲが長い十字線に近い陰線が立ち、前日の上下動の振れ幅の大きさを示しています。
終値ベースでは平均足が陽線に転換し、それより高い価格帯でローソク足が推移しているため、大局は上昇トレンドに転換した可能性が考えられます。
短期的な押し目の水準は、フィボナッチを基準にできるかもしれません。
<1時間足チャート分析>
既に上抜けしたあとの長期レジスタンスラインがサポート転換し、何度か下落を押しとどめる役割を果たしています。
ローソク足が平均足と何度も交差し、平均足の色も頻繁に陽線と陰線を行き来しており、目先のトレンドがないことが示唆されています。
上下にある中期のサポートライン、レジスタンスへどうトライするかに注目です。
US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら
【US100(米国100株価指数)】本日(2023年10月18日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年10月18日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
下ヒゲが伸びる陰線が立ち、高値も安値もその1本前のローソク足の範囲内に収まっていることから、値動きの一時的な収束が読み取れます。
平均足は陽線をキープ、その上にローソク足が並んでおり、全体の流れは上昇トレンドと考えられます。
押し目買いのタイミングは、フィボナッチの各水準を目安にできるかもしれません。
<1時間足チャート分析>
直近では、高値、安値ともにおおむね同一の水準に水平ラインが引けるような、レンジ相場に移行しています。
目先は平均足が陰線を保っていますが、ローソク足と絡み合うように推移しているため、この点からもトレンドレスであると考えられます。
上下にある中期のサポートライン、レジスタンスラインを試す値動きに注目が集まります。
US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら
【US500(米国500株価指数)】本日(2023年10月18日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年10月18日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
実体が短く、上にも下にもヒゲが伸びる陰線が立ち、値動きが一時的に停滞したことを表しています。
ただし、大局としては平均足が陽線転換を既に果たしており、ローソク足はその上での値動きであるため、買い圧力が強いと判断できそうです。
平均足がサポートになって、再度上昇していくパターンも考えられます。
<1時間足チャート分析>
長期のサポートライン、レジスタンスラインの間に挟まれた値動きとなっており、ここ最近はレンジ相場が続いていると考えられます。
また、直近ではローソク足と平均足が絡み合うように推移しており、この点からもトレンドレスであることが示されています。
ただし、高値と安値は少しずつ切り上げています。
US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
本日(2023年10月18日)の主な米国経済指標
10月18日(水)21:30(米国)9月住宅着工件数(前月比、年率換算件数)
10月18日(水)21:30(米国)9月建設許可件数(前月比、年率換算件数)
10月18日(水)27:00(米国)米地区連銀経済報告(ベージュブック)
10月18日(水)29:00(米国)8月対米証券投資
10月18日(水)29:00(米国)8月対米証券投資(短期債除く)
Published by
OANDA Lab編集部
OANDA証券株式会社が運営する「OANDAラボ」は、FX/CFDを統計学的側面で科学するメディアです。外国為替(FX)や世界の株価指数、金や原油などの商品市場に関するマーケット情報やデータ、ニュースを提供しています。
会社名:OANDA証券株式会社
所在地:東京都千代田区平河町1-3-13 CIRCLES平河町 10階
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会 / 日本証券業協会 / 日本商品先物取引業協会
登録番号:第一種 金融商品取引業 関東財務局長 (金商) 第2137号
問い合わせ先:お問い合わせフォームから
本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。