昨日(2023年10月17日)のドル円動向振り返り
ドル円は円安。
米小売売上高の発表を控えて、ポジションを一方向に傾けづらく、日中のドル円は穏やかな推移でした。
夜になると、一部報道により、日銀による2023年の物価見通しが引き上げられる見通しが伝わりました。
これを受けて、ドル円が急落する場面がありました。
しかし、ほどなくして元の水準に戻り、1時間足チャートは長い下ヒゲが作られています。
なお、米小売売上高は市場予想を上回る強さで、ドル円は円安に振れました。
その後発表されたNAHB住宅市場指数は弱かったものの、鉱工業生産が強く、ドル円は円安トレンドを維持しました。
本日(2023年10月18日)のドル円チャートテクニカル分析
(チャートは2023年10月18日7時のもの。「Orderbook3」を表示)
「オーダーブック」を見ると、148円台後半に特に厚い買い注文があります。
サポートライン付近に位置しており、これが注目されている模様です。
また、149円台後半にも厚い買い注文を確認できます。
レジスタンスライン付近に位置しており、これに着目した注文の模様です。
その一方、149円台半ばに厚い売り注文があります。
サポートライン付近に位置しており、これを意識した注文だと考えられます。
しかし、149円台前半から円高の範囲では、売り注文が乏しいです。
円高部分でさらに売りたいトレーダーの人数は、少ない可能性があります。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「Orderbook3」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから
ドル円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2023年10月18日7時のもの)
過去24時間の相関関係を見ると、ドル円と強い相関関係だったのはユーロ円です。
豪ドル円とユーロドルとも相関関係で、豪ドル米ドルとは弱い相関関係でした。
その一方、弱い逆相関関係だったのはポンドドルです。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
米ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2023年10月18日7時のもの)
直近で最も強い通貨は豪ドル、最も弱い通貨はカナダドルです。
円は夜までおおむねプラス圏で推移し、それ以降はマイナス幅を拡大する動きでした。
ドルはマイナスに沈む場面があったものの、1日を通してほぼプラス圏で取引されました。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
本日(2023年10月18日)の主な経済指標
15:00(英国)9月消費者物価指数
18:00(ユーロ)9月消費者物価指数
27:00(米国)米地区連銀経済報告
またUSD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>USD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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