昨日(2023年10月18日)のWTI原油動向振り返り
- 終値:88.704(+0.713)<+0.81%>
※OANDAが提供する商品CFD「WTI原油(USOIL)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
USOILは続伸。
イスラエルとハマスの武力紛争において、病院が爆撃され、停戦に向けた外交努力が困難に直面しています。
バイデン大統領と中東各国首脳の会談は中止、そしてイラン外相はイスラエルへの禁輸を呼びかけました。
停戦に向けた楽観的な見通しが後退し、USOIL価格は上昇しています。
なお、米エネルギー情報局(EIA)が週間在庫統計を発表し、前週比でおよそ450万バレル減少しました。
【WTI原油(USOIL)】本日(2023年10月19日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年10月19日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
2営業日連続で陽線をつけ、一時的に節目である90ドルまで上昇しました。
ただし、ローソク足は長い上ヒゲを伸ばしており、売り圧力は強い状況です。
平均足は上下にヒゲを伸ばしているものの、陰連しており、大局は売り優勢です。
目先は、上昇の勢いを保ったまま、一段階上の水準である90ドル台に到達できるかに注目です。
<1時間足チャート分析>
一定の高値と安値の間を上下するレンジ状態が継続しています。
ローソク足と平均足は絡み合い、値動きも小幅で、明確なトレンドが出ていない状況です。
目先は上と下のどちらに放れるかで、上に向かう場合は平均足を上抜き、直近高値を試せるかです。
下に向かう場合は、下に位置する中期サポートラインと長期レジスタンスラインで反発するかに注目です。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)
2023年10月6日時点の米国の原油リグ稼働数は前週から5基減少した497基です。
ハマスとイスラエルの停戦に向けた楽観的な見通しが後退したことで、WTI原油価格は一時的に90ドル台まで上昇しました。
10月19日8時現在のWTI原油価格は、88ドル台後半で推移しています。
原油在庫の推移(週間)
米EIA(エネルギー情報局)の発表によると、2023年10月6日時点の原油在庫は前週比で1017.6万バレルほど増加し、およそ4億2424万バレルです。
2023年8月以降の原油在庫は減少傾向でしたが、直近の原油在庫は大幅に増加しています。
またWTI原油(USOIL)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>WTI原油(USOIL)リアルタイムレート
Published by
OANDA Lab編集部
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