先週金曜日(2023年10月20日)のWTI原油動向振り返り
- 終値:89.831(-0.912)<-1.01%>
※OANDAが提供する商品CFD「WTI原油(USOIL)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
USOILは4日ぶりに反落。
中東情勢の緊張は続いており、USOIL価格の上昇要因です。
しかし、欧米で株価指数が下落基調だったことを受けて、反落しました。
なお、米国がイスラエルに対して陸上侵攻を遅らせるよう圧力をかけていると報道されています。
陸上侵攻に対するイスラエルの発言に変化がみられるとも伝えられており、今後の展開に注目が集まっています。
【WTI原油(USOIL)】本日(2023年10月23日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年10月23日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
先週金曜日は陰線で引け、節目の90ドルを下回りました。
3営業日連続で陽線をつけて勢いよく上昇した後に、売り圧力が強まったようです。
陰連している平均足は実体が短くなりつつありますが、大局は売り優勢が続いています。
目先は、このまま下落を続けて平均足を下抜くかに注目です。
<1時間足チャート分析>
平均足の上で推移していたローソク足は売り圧力が強まり反落。
平均足を下抜き、現在は一段階下の水準で推移しています。
陽連していた平均足は陰連へと転換し、長い下ヒゲを伸ばしていることから、大局は売り優勢です。
目先は、このまま下落を続けるか、それとも平均足に向かって上昇していくかに注目です。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)
2023年10月20日時点の米国の原油リグ稼働数は10月6日の497基から5基増加した502基で、500基台まで増加しました。
減少傾向だった米国の原油リグ稼働数は下げ止まった形です。
前週比も1基増加しており、減少傾向が変化していく可能性がありそうです。
原油在庫の推移(週間)
米EIA(エネルギー情報局)の発表によると、2023年10月13日時点の原油在庫は前週比で449.1万バレルほど減少し、およそ4億1975万バレルです。
原油在庫は過去5年のレンジ下限に近づいており、このまま減少傾向を続けていくかに注目です。
またWTI原油(USOIL)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>WTI原油(USOIL)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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