昨日(2023年10月26日)の米国主要3指数振り返り
- 終値:
US30(米国ウォールストリート株価指数30):32813.5(-258.5)<-0.78%>
US100(米国100株価指数):14129.6(-249.4)<-1.73%>
US500(米国500株価指数):4140.9(-50.4)<-1.20%>
※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。
10月26日の米国株主要3指数は、揃って続落しました。
この日に発表された7~9月のGDP(国内総生産)は非常に強い数字で、FRBの金融引き締めが長く続くという予想につながり、ハイテク株を中心に全体的に売りが強まる結果を呼びました。
特にハイテク銘柄が多いUS100は、1.73%という大きな下落率となりました。
GAFAM(アップル / Apple Inc.、マイクロソフト / Microsoft Corporation、アルファベットA / Alphabet Inc. A、アマゾン・ドット・コム / Amazon.com, Inc.、メタ・プラットフォームズ / Meta Platforms, Inc.)にテスラ / Tesla, Inc.とエヌビディア / NVIDIA Corporationを加えた、「マグニフィセント・セブン」は今年の株価を支えてきました。
それだけに、これらが投資家の期待に応えられず売られた影響はかなり大きいようです。
超大型テック銘柄を中心に構成される、ニューヨーク証券取引所のFANG+インデックスは、2.7%下降しています。
個別で見ていくと、メタ・プラットフォームズ / Meta Platforms, Inc.は3.7%下降しました。
第3四半期の売上高と利益が市場予想を上回ったものの、2024年の総経費見通しが市場の予想を超えました。
半導体大手のウエスタン・デジタル / Western Digital Corporationは、キオクシアホールディングスとの経営統合の交渉打ち切りが悪材料視されて、9.3%の急落となりました。
【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2023年10月27日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年10月27日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
前日の日足は、直近の安値を終値で更新する陰線が立ちました。
直近8営業日のうち、7営業日が陰線となっている点からも、下降の勢いを読み取れます。
平均足も終値ベースで再び陰線に転換しており、その下をローソク足が推移していることから、大局が下降トレンドであることを示唆しています。
<1時間足チャート分析>
陰線の平均足に沿って下落しているところ、ローソク足と平均足が何度かクロスする上下動が発生しつつ、長期と中期のサポートラインを割り込みました。
その間平均足は陰線をキープしたままなので、目先のトレンドは下降と考えられます。
このサポートラインがレジスタンス転換するケースも想定されます。
US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら
【US100(米国100株価指数)】本日(2023年10月27日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年10月27日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
前日の日足は、大きく安値を更新する陰線で引けました。
これで直近11営業日のうち陰線が8回出現しており、この比率からも売り圧力の強さを確認できます。
平均足は陰線に移行しており、その下をローソク足が推移する展開からも、大局は下降トレンドと考えられます。
<1時間足チャート分析>
ギャップダウンして取引開始後、一度は上昇してその窓に相当する部分を埋めましたが、中期のレジスタンスラインを形成しながら再度下落。
平均足より下で前日の取引を終えました。
その間平均足は陰線を保っており、ローソク足との位置関係からも目先の流れは売りが優勢と考えられます。
US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら
【US500(米国500株価指数)】本日(2023年10月27日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年10月27日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
前日に続いて、大陰線といえる実体が長くヒゲが短いローソク足が出現し、安値を大きく更新しました。
200日移動平均線がサポレジ転換しており、売り圧力の強さがうかがえます。
平均足が陰線をキープし、ローソク足がその下を推移していることからも、大局は下降トレンドと考えられます。
<1時間足チャート分析>
陰線の平均足より安い価格で下落していたところ、一度は反転してローソク足>平均足の位置関係になりましたが、中期のレジスタンスラインを形成して反落。
もう一度平均足を割り込んでの値動きとなり、直近は下降トレンドが継続していることを示唆しています。
US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
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本日(2023年10月27日)の主な米国経済指標
10月27日(金)21:30(米国)9月個人所得(前月比)
10月27日(金)21:30(米国)9月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前年同月比、前月比)
10月27日(金)21:30(米国)9月個人消費支出(PCEデフレーター)(前年同月比)
10月27日(金)21:30(米国)9月個人消費支出(PCE)(前月比)
10月27日(金)23:00(米国)10月ミシガン大学消費者態度指数・確報値
Published by
OANDA Lab編集部
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