昨日(2023年10月30日)のユーロ円動向振り返り
ユーロ円は荒い値動きを経て、ごくわずかに円安。
日中のユーロ円は、先週の動きが継続してやや円高でした。
その後、夕刻になって独仏株価指数が上昇で始まり、独国内総生産(GDP)が市場予想よりも強かったことを受けて、ユーロ円は急速に円安が進みました。
深夜になると、日経新聞により日銀のYCC(イールドカーブコントロール)修正の可能性が伝えられました。
本日31日に日銀の政策金利発表を控えており、この報道を受けてユーロ円は急落しています。
日付が変わる頃には値動きが落ち着き、この日は最終的にわずかに円安で取引を終えました。
本日(2023年10月31日)のユーロ円チャートテクニカル分析
(チャートは2023年10月31日7時のもの。「Orderbook3」を表示)
「オーダーブック」を見ると、156円台前半から158円台前半にかけて、厚い買い注文があります。
現在値よりも円高の範囲で発注されており、買い圧力の強さが分かります。
その中でも、157円台前半の買い注文が特に厚いです。
サポートラインよりも少し円高の水準で発注されており、このラインが注目されている模様です。
その一方、159円台前半に特に厚い売り注文を確認できます。
レジスタンスライン付近で発注されており、これを意識した注文だと考えられます。
また、159円台後半にも、厚い売り注文があります。
この周辺にもレジスタンスラインがあり、それを意識した注文の模様です。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「Orderbook3」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから
ユーロ円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2023年10月31日7時のもの)
過去24時間の相関関係を見ると、ユーロ円と強い相関関係だったのは、ポンド円と豪ドル円です。
ユーロドルと豪ドル米ドルとも、相関関係でした。
また、弱い相関関係だったのはポンドドルです。
その一方、逆相関の関係だった通貨ペアはありませんでした。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
ユーロ、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2023年10月31日7時のもの)
直近で最も強い通貨はNZドル、最も弱い通貨はスイスフランです。
円はゼロを中心に動いた後、夜にかけてマイナス幅を広げたものの、深夜にプラス圏に転じました。
ユーロは夕刻にかけてマイナス幅を広げ、その後は逆にプラス幅を広げる展開でした。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
本日(2023年10月31日)の主な経済指標
(日本)日銀金融政策決定会合 政策金利発表
15:30(日本)植田和男日銀総裁会見
19:00(ユーロ)7-9月期四半期域内総生産
19:00(ユーロ)10月消費者物価指数
またEUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>EUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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