昨日（2023年10月31日）のユーロ円動向振り返り
ユーロ円は大きく円安。
円は午前中から主要通貨に対して売られる展開で、ユーロに対しても同様でした。
昼になると日銀が政策金利を発表し、YCC（イールドカーブコントロール）の1％超えを許容しました。
その内容は既に報道されている内容と大きな差はなく、市場は円売りユーロ買いで反応しています。
夕刻には米10年債利回りが低下し、ユーロがさらに大きく買われました。
夜には、ユーロ圏の各種指標が発表されました。
その結果、域内総生産（GDP）は市場予想より弱く、消費者物価指数（HICP）は市場予想よりも低い数字でした。
さらには、米10年債利回りが上昇基調に転じたことを受けて、ユーロ円はやや円高に戻しています。
本日（2023年11月1日）のユーロ円チャートテクニカル分析
（チャートは2023年11月1日7時のもの。「Orderbook３」を表示）
「オーダーブック」を見ると、157円台半ばに、特に厚い買い注文があります。
サポートライン付近に位置しており、これを意識した注文だと考えられます。
また、158円台半ばにも、特に厚い買い注文を確認できます。
この周辺にもサポートラインがあり、これが注目されている模様です。
その一方、160円台半ばに、特に厚い売り注文があります。
現在値付近で発注されており、反落を想定している可能性があります。
しかし、160円付近より円高の範囲では、売り注文が乏しいです。
円高部分でさらに売りたいトレーダーの人数は、少ない可能性があります。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「Orderbook3」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから
ユーロ円と他の通貨ペアとの相関分析
（画像は2023年11月1日7時のもの）
過去24時間の相関関係を見ると、ユーロ円と強い相関関係だったのは、ドル円、ポンド円および豪ドル円です。
その一方、逆相関関係だったのは豪ドル米ドルです。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
ユーロ、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
（画像は2023年11月1日7時のもの）
直近で最も強い通貨はドル、最も弱い通貨は円です。
円は午前中からマイナス幅を大幅に拡大し、夜以降は安定的に推移しました。
ユーロは夜にかけてプラス幅を拡大し、それ以降はプラス幅を縮めました。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
本日（2023年11月1日）の主な経済指標
21:15（米国）10月ＡＤＰ雇用統計
23:00（米国）10月ＩＳＭ製造業景況指数
27:00（米国）米連邦公開市場委員会
27:30（米国）パウエルＦＲＢ議長 会見
またEUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>EUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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