昨日(2023年10月31日)の米国主要3指数振り返り
- 終値:
US30(米国ウォールストリート株価指数30):33006.0(+68.5)<+0.21%>
US100(米国100株価指数):14380.2(+41.8)<+0.29%>
US500(米国500株価指数):4187.2(+19.8)<+0.48%>
※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。
10月31日の米国株主要3指数は、揃って小幅な反発になりました。
本日11月1日にはFOMCが開催されますが、FRBによる追加の利上げは見送られる可能性が高く、これが投資家に安心感を与え、買いが先行する相場展開となりました。
さらに先週の大幅な株安で、株価が底打ちしたという判断が加わっています。
ただし中東情勢を巡る地政学的なリスクは依然あり、また一部企業の決算は失望を持って受け止められたようです。
US500の参照先であるS&P500は、主要な11セクターが全て上昇しました。
特に上がったのは不動産で、2%上昇しています。
個別で見ていくと、キャタピラー / Caterpillar Inc.は中国事業の見通しの悪さから6.7%下降しました。
アムジェン / Amgen Inc.は、決算の業績が市場の予想を下回ったため、2.9%下降しました。
エヌビディア / NVIDIA Corporationは、米国の対中輸出規制の影響もあり、0.9%下降しました。
ピンタレスト / Pinterest, Inc.は、デジタル広告が好調で第3四半期の収益が予想を超え、19%急伸しました。
【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2023年11月1日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年11月1日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
US30の日足は、安値圏からの反発が続き、その1本前に続いて2連続の陽線となりました。
上ヒゲが平均足の下ヒゲと接してはいるものの、平均足>ローソク足の位置関係は変わらず、平均足も陰線が続いていることから、大局は下降トレンドと考えられます。
200日移動平均線より下で価格推移していることも、この大局観を裏付けます。
<1時間足チャート分析>
平均足が綺麗に陰線から陽線に転換し、ローソク足がその上に並ぶ上昇トレンドが続いていたところ、一時的にローソク足が平均足を下に抜けました。
しかし中期のサポートラインを形成しながら反転上昇し、平均足より上での値動きに回帰しています。
この間、平均足は1本だけ陰転しましたが、その次から陽線に復帰しています。
US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら
【US100(米国100株価指数)】本日(2023年11月1日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年11月1日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
安値圏からの反発が続いており、ローソク足はこれで3本連続陽線が立ちました。
とはいっても、いまだ平均足より下に価格があり、平均足も実体が段階的に長くなっていることから、全体の流れは売り優勢と考えられます。
平均足がレジスタンスの役割を果たして続落する可能性があります。
<1時間足チャート分析>
何度もローソク足と平均足がクロスしつつ、ゆっくり上昇していく状態が続いています。
長期のサポートラインを形成して以降、平均足は何度か陰線に転換しつつもすぐに陽線に戻っています。
現在は、中期のレジスタンスラインを完全にブレイクできずに押し戻された状況です。
US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら
【US500(米国500株価指数)】本日(2023年11月1日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年11月1日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
2連続で陽線が立ち、底値圏からの反発が続いています。
200日移動平均線は右肩上がりではあるものの、その下で価格が推移しています。
平均足の実体は長く、上ヒゲは短くなっており、ローソク足がその下に並んでいることから、全体的な流れは売り優勢と考えられます。
<1時間足チャート分析>
ローソク足が上に抜けることで平均足の色が陰線から陽線に転換し、その上での価格推移が続いています。
何度かローソク足が平均足を下回るもののすぐ反発して、元の位置関係に戻っています。
直近は中期のレジスタンスラインをブレイクしているため、このラインがサポート転換するケースも考えられます。
US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
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本日(2023年11月1日)の主な米国経済指標
11月1日(水)21:15(米国)10月ADP雇用統計(前月比)
11月1日(水)22:45(米国)10月製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)
11月1日(水)23:00(米国)9月雇用動態調査(JOLTS)求人件数
11月1日(水)23:00(米国)10月ISM製造業景況指数
11月1日(水)27:00(米国)米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表
11月1日(水)27:30(米国)パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、定例記者会見
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OANDA Lab編集部
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