昨日(2023年11月1日)の天然ガス動向振り返り
- 終値:3.203(-0.084)<-2.56%>
※OANDAが提供する商品CFD「天然ガス(NATGAS)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
NATGASは反落。
一昨日のNATGASは米国内の冷え込み予報を受けて急伸したものの、天気予報が更新されて冷え込みが弱い見通しになると、下落で反応しました。
NATGASは米国の天気予報に振り回される展開です。
【天然ガス(NATGAS)】本日(2023年11月2日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年11月2日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
長い陰線を作って大幅に下落し、下ヒゲを伸ばして反発上昇したものの、下げて引けました。
以前から上値を押さえている水準で、反落した状況です。
平均足は陰連に切り替わっている一方で、上下にヒゲを伸ばしており、方向感を失っています。
目先は、このまま下げていくか、再び高値更新を目指すかに注目です。
<1時間足チャート分析>
明確な上昇トレンドが発生していましたが、ローソク足が平均足を下抜くと一気に下げ幅を広げました。
平均足は陰連に転換し、実体を長くしており、売り優勢を示しています。
ただし、現在値は以前のサポートラインが重なる水準まで戻っており、停滞しています。
目先は、停滞している状況から上下どちらに放れていくかに注目です。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)
米石油サービス会社ベーカー・ヒューズの発表によると、米国内石油リグの稼働数は前週比で2基増加し、504基になりました。
3週連続の増加であり、稼働数の減少トレンドに変化があるかどうか注目です。
一方、天然ガスのリグ数は、前週から1基減少して117基になりました。
天然ガスの稼働リグ数も減少基調ですが、直近数か月は110台~120台で推移しています。
天然ガス貯蔵量の推移(週間)
米EIA(エネルギー情報局)の発表によると、天然ガスの貯蔵量は前週比で74bcf(10億立方フィート)増加し、3,700 bcfでした。
増加幅は市場予想を下回ったものの、貯蔵量は過去5年間の平均よりも多い状態です。
貯蔵量の増加は、NATGAS価格にとってマイナス要因です。
しかし、過去5年平均との差は徐々に縮まっており、また、11月の米国は冷え込みが予想されていることから、今後の在庫量がどのように推移するかに注目です。
また天然ガス(NATGAS)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>天然ガス(NATGAS)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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