昨日(2023年11月1日)のドル円動向振り返り
ドル円は円高が進行。
一昨日のドル円急騰を受けて、神田財務官がけん制発言をすると、朝のドル円は円高で反応しました。
その後は米政策金利等の重要指標発表を控え、狭い範囲のレンジ相場で推移しています。
夜になり、ADP雇用統計が市場予想よりも弱い結果で、米10年債利回りが低下幅を広げたことを受けて、ドル円も円高が進みました。
その後のISM製造業景況指数も不調な結果となると、市場はさらに円高で反応しています。
深夜には米政策金利が発表され、市場予想と同じく前回から据え置きでした。
その後のパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の記者会見でもサプライズはなく、円高トレンドが継続しました。
本日(2023年11月2日)のドル円チャートテクニカル分析
(チャートは2023年11月2日7時のもの。「Orderbook3」を表示)
「オーダーブック」を見ると、150円付近から150円台前半にかけて、特に厚い買い注文があります。
サポートライン付近に位置しており、これが注目されている模様です。
また、151円台半ばにも、やや厚い買い注文を確認できます。
現在値よりも円安に位置しており、ドル円の上昇を想定した注文の可能性があります。
その一方、151円台後半に、特に厚い売り注文があります。
レジスタンスライン付近で発注されており、これを意識した注文だと考えられます。
しかし、151円台半ばよりも円高の水準では、売り注文が乏しいです。
円高部分でさらに売りたいトレーダーの人数は、少ない可能性があります。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「Orderbook3」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから
ドル円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2023年11月2日7時のもの)
過去24時間の相関関係を見ると、ドル円と強い相関関係だったのは、ユーロ円とポンド円です。
また、ユーロドルとも弱い相関関係でした。
その一方、強い逆相関関係だったのは、豪ドル円と豪ドル米ドルです。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
米ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2023年11月2日7時のもの)
直近で最も強い通貨は豪ドル、最も弱い通貨はユーロです。
円は午前中からプラス圏で動き、1日を通して安定的に推移しました。
ドルはゼロを中心に上下動する展開で、未明にマイナス方向に進みました。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
本日(2023年11月2日)の主な経済指標
21:00(英国)イングランド銀行 金利発表
21:00(英国)英中銀金融政策委員会議事要旨
またUSD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>USD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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