昨日（2023年11月6日）のWTI原油動向振り返り
- 終値：81.546（-0.095）＜-0.12％＞
※OANDAが提供する商品CFD「WTI原油(USOIL)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
USOILはわずかに続落。
サウジアラビアとロシアが年末までの原油供給抑制の継続を発表し、これがUSOIL価格を支えました。
現在、サウジアラビアは日量100万バレルの減産、そしてロシアは日量30万バレルの輸出抑制を継続しています。
従来から、原油供給抑制は本年末まで継続する予定であり、両国の発表はこれを確認した形です。
しかし、サプライズとなる情報ではないこともあって上値は重く、取引終了時刻にかけて価格をやや下げる展開でした。
【WTI原油(USOIL)】本日（2023年11月7日）のチャートテクニカル分析
（チャートは2023年11月7日7時のもの）
左：日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右：1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
＜日足チャート分析＞
昨日は一時的に上昇するも、最終的に陰線で引けました。
ローソク足は上ヒゲを伸ばしており、売り圧力が強い状況です。
平均足は陰連し、実体が長くなりつつあることから、大局は売り優勢を示しています。
目先は、下落を続けて80ドルを下抜くか、それとも反発するかに注目です。
＜1時間足チャート分析＞
平均足の下で推移していたローソク足は、いったんは平均足を上抜くも反落。
陰線を連続させて平均足を再び下抜きました。
平均足は陰線へと転換しており、大局は売りの勢いが強くなりつつある状況です。
目先は、このまま直近安値に引かれた中期サポートラインを試すかに注目です。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
石油・天然ガス採掘装置（リグ）数の推移（週間）
2023年10月27日時点の米国の原油リグ稼働数は、前週の502基から2基増加した504基です。
これで3週連続で増加となり、下落傾向だった原油リグ稼働数に変化が出つつあるようです。
11月7日8時現在は引き続き81ドル台で推移しています。
原油在庫の推移（週間）
米EIA（エネルギー情報局）の発表によると、2023年10月27日時点の原油在庫は前週比で77.3万バレルほど増加し、およそ4億2189万バレルです。
過去5年におけるレンジ下限を下回っている状況で、原油在庫の減少は基本的に原油価格のプラス材料となります。
またWTI原油(USOIL)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>WTI原油(USOIL)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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