昨日(2023年11月8日)のWTI原油動向振り返り
- 終値:76.099(-1.586)<-2.04%>
※OANDAが提供する商品CFD「WTI原油(USOIL)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
USOILは大幅な下落で4営業日続落。
来年以降の主要国の原油需要に関して懸念が広がり、USOIL価格の下落が継続しています。
中国の景気減速が指摘されているなか、ユーロ圏の小売売上高が発表され、前年同月比でマイナス幅が拡大する結果でした。
また、米国の政策金利引き上げ見通しもくすぶっており、これらがUSOIL価格の下落要因だったと伝えられています。
なお、米エネルギー情報局(EIA)の週間在庫統計に関して、今週はEIAのシステム更新作業のため発表はありません。
来週、2週間分が発表されます。
【WTI原油(USOIL)】本日(2023年11月9日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年11月9日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
昨日のローソク足は陰線で引け、4営業日連続で下落しています。
売り圧力が継続しており、節目の75ドルを目指している状況です。
平均足は陰連し、下ヒゲと実体が長くなっていることから、売り優勢を示しています。
目先は、このまま75ドルを下抜くかに注目です。
<1時間足チャート分析>
ローソク足は平均足の下で高値と安値の切り下げを継続。
平均足を上抜こうとする場面があったものの、売り圧力が強まり、下落を続けている状況です。
平均足は陰連しており、売りの勢いが続いていることを示しています。
目先は、このまま下落を続けるか、それとも平均足の水準まで反発するかに注目です。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)
2023年10月27日時点の米国の原油リグ稼働数は前週から2基増加した504基で、3週連続で増加した形です。
一方で、WTI原油価格は下落を続けており、11月9日8時現在は76ドル台で推移しています。
原油在庫の推移(週間)
米EIA(エネルギー情報局)の発表によると、2023年10月27日時点の原油在庫は前週比で77.3万バレルほど増加し、およそ4億2189万バレルです。
直近の原油在庫は横ばいに推移しており、2023年8月から続いていた減少傾向に変化がありそうな展開です。
またWTI原油(USOIL)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>WTI原油(USOIL)リアルタイムレート
Published by
OANDA Lab編集部
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