昨日(2023年11月9日)のWTI原油動向振り返り
- 終値:76.054(-0.045)<-0.06%>
※OANDAが提供する商品CFD「WTI原油(USOIL)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
USOILはわずかに下落して5営業日続落。
日付が変わる頃まで、USOILは買われる展開でした。
その後、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の発言が伝わり、必要ならば政策金利を引き上げることが示されました。
これを受けて、USOILは下落に転じて1日の取引を終えています。
なお、深夜から未明にかけて、米ドルが他の主要通貨に対して強い動きを示しており、これもUSOILの下落圧力として作用した可能性があります。
【WTI原油(USOIL)】本日(2023年11月10日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年11月10日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
5営業日連続で下落し、節目の75ドルを目指している状況です。
一時的に77ドル台まで反発したものの売り圧力が強まり、最終的に上ヒゲを伸ばした陰線で引けました。
平均足は陰連し、下ヒゲを伸ばしていることから、大局は売り優勢を示しています。
目先は、75ドルを試すかに注目です。
<1時間足チャート分析>
平均足の下で高値と安値を切り下げていたローソク足は下落の流れが一服。
現在は一定の高値と安値の間で推移しており、方向性が出ていない状態です。
平均足は実体が短く上下にヒゲを伸ばしており、売りの勢いが無くなったことを示しています。
目先は、ここから上と下のどちらに放れるかで、上昇するなら平均足を明確に上抜けられるか、下落する場合は下に引かれている中期サポートラインを試すかに注目です。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)
2023年10月27日時点の米国の原油リグ稼働数は前週から2基増加した504基です。
これで米国の原油リグ稼働数は3週連続で増加しました。
11月10日8時現在のWTI原油価格は76ドル台で推移しており、下落が続いている状況です。
原油在庫の推移(週間)
米EIA(エネルギー情報局)の発表によると、2023年10月27日時点の原油在庫は前週比で77.3万バレルほど増加し、およそ4億2189万バレルです。
2023年8月から減少が続いていましたが、直近はやや増加しています。
またWTI原油(USOIL)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>WTI原油(USOIL)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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