ドル/円見通し(為替/FX ニュース ):ドル円は円安で151円台半ば|日米金利差が意識される(2023年11月13日)

FXレポート

先週金曜日(2023年11月10日)のドル円動向振り返り

ドル円は5日続伸で円安。

10日未明のパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の発言により、市場では米政策金利の高止まりと日本の低金利の差が意識されたと伝わっており、ドル買いが進みました。
その一方、政府・日銀の市場介入への警戒感もあり、円安の動きは限定的です。
夜にはミシガン大学消費者態度指数が発表され、市場予想より弱い結果でしたが、ドル円は特段の反応を示していません。

なお、早朝に、大手格付会社のムーディーズが米国債の格付見通しを「安定的」から「ネガティブ」に引き下げました。 月曜日以降の市場の反応に注目です。

本日(2023年11月13日)のドル円チャートテクニカル分析

本日(2023年11月13日)のドル円チャートテクニカル分析
(チャートは2023年11月13日7時のもの。「Orderbook3」を表示)

「オーダーブック」を見ると、149円付近に厚い買い注文があります。
サポートラインよりも少し円高の水準で発注されており、これを意識した注文の模様です。
また、150円付近にも、厚い買い注文を確認できます。
これもサポートライン付近で発注されており、このラインが注目されている模様です。

その一方、150円台後半に厚い売り注文が発注されています。
サポートライン付近に位置しており、これを意識した注文だと考えられます。
また、151円台後半にも、特に厚い売り注文があります。
現在値よりも円安の位置で発注されており、この水準まで上昇すると考えているトレーダーが多い可能性があります。

「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「Orderbook3」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから

ドル円と他の通貨ペアとの相関分析

ドル円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2023年11月13日7時のもの)

過去24時間の相関関係を見ると、ドル円と強い相関関係だったのはユーロ円です。
ポンド円とユーロドルとは相関関係で、豪ドル円とも弱い相関関係でした。
その一方、逆相関関係だったのは豪ドル米ドルで、弱い逆相関関係だったのはポンドドルです。

相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール

米ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析

米ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2023年11月13日7時のもの)

直近で最も強い通貨はユーロ、最も弱い通貨は円です。
円はゼロを中心に取引されたのち、未明にマイナス幅を広げました。
ドルはゼロを挟んで上下に動き、最終的にゼロ付近で取引を終えました。

通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート

今週のドル円の注目材料

11月13日(月)28:00(米国)10月月次財政収支
11月14日(火)19:00(ユーロ)7-9月期四半期域内総生産(GDP、改定値)(前年同期比、前期比)
11月14日(火)22:30(米国)10月消費者物価指数(CPIコア指数)(前年同月比、前月比)
11月14日(火)22:30(米国)10月消費者物価指数(CPI)(前年同月比、前月比)
11月15日(水)8:50 (日本)7-9月期四半期実質国内総生産(GDP、速報値)(前期比、年率換算)
11月15日(水)22:30(米国)11月ニューヨーク連銀製造業景気指数
11月15日(水)22:30(米国)10月卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く)(前年同月比、前月比)
11月15日(水)22:30(米国)10月卸売物価指数(PPI)(前年同月比、前月比)
11月15日(水)22:30(米国)10月小売売上高(前月比)
11月15日(水)22:30(米国)10月小売売上高(除自動車)(前月比)
11月15日(水)25:00(ロシア)7-9月期実質国内総生産(GDP、速報値)(前年比)
11月16日(木)8:50 (日本)9月機械受注(前年同月比、前月比)
11月16日(木)8:50 (日本)10月貿易統計(通関ベース、季調前)
11月16日(木)8:50 (日本)10月貿易統計(通関ベース、季調済)
11月16日(木)22:30(米国)11月フィラデルフィア連銀製造業景気指数
11月16日(木)22:30(米国)前週分失業保険継続受給者数
11月16日(木)22:30(米国)前週分新規失業保険申請件数
11月16日(木)23:15(米国)10月鉱工業生産(前月比)
11月16日(木)24:00(米国)11月NAHB住宅市場指数
11月16日(木)30:00(米国)9月対米証券投資
11月16日(木)30:00(米国)9月対米証券投資(短期債除く)
11月17日(金)19:00(ユーロ)10月消費者物価指数(HICP、改定値)(前年同月比)
11月17日(金)19:00(ユーロ)10月消費者物価指数(HICPコア指数、改定値)(前年同月比)
11月17日(金)22:30(米国)10月住宅着工件数(前月比、年率換算件数)
11月17日(金)22:30(米国)10月建設許可件数(前月比、年率換算件数)

本日発表予定の経済指標はこちら

またUSD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>USD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムレート

OANDA CFD
Twitter Youtube

Published by
OANDA Lab編集部

OANDA証券株式会社が運営する「OANDAラボ」は、FX/CFDを統計学的側面で科学するメディアです。外国為替(FX)や世界の株価指数、金や原油などの商品市場に関するマーケット情報やデータ、ニュースを提供しています。
会社名:OANDA証券株式会社
所在地:東京都千代田区平河町1-3-13 CIRCLES平河町 10階
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会 / 日本証券業協会 / 日本商品先物取引業協会
登録番号:第一種 金融商品取引業 関東財務局長 (金商) 第2137号
問い合わせ先:お問い合わせフォームから


本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。

この記事をシェアする
一覧へ戻る

ホーム » マーケットニュース » ドル/円見通し(為替/FX ニュース ):ドル円は円安で151円台半ば|日米金利差が意識される(2023年11月13日)