米国の10月CPI(消費者物価指数):市場予想と結果
前年同月比
前回 | 市場予想 | 結果 | |
---|---|---|---|
CPI | +3.7% | +3.3% | +3.2% |
コアCPI | +4.1% | +4.1% | +4.0% |
前月比
前回 | 市場予想 | 結果 | |
---|---|---|---|
CPI | +0.4% | +0.1% | +0.0% |
コアCPI | +0.3% | +0.3% | +0.2% |
10月のCPIは前年同月比で+3.2%、市場予想の+3.3%と比べて0.1%低い結果でした。
また、前月比では変わらずで、市場予想の+0.1%と比べて0.1%低い値でした。
その一方、コアCPIは前年同月比で+4.0%と市場予想の+4.1%と比べて0.1%低い値でした。
前月比では+0.2%であり、こちらも市場予想と比べて0.1%のマイナスでした。
米10月CPI(消費者物価指数)の品目別データ
内訳別に前月比で見ると、エネルギー関連の下落が目立ちます。
エネルギーは-2.5%(前月は1.5%)で、その内訳はガソリン-5.0%(前月は2.1%)、燃料油は-0.8%(前月は8.5%)、そして電気は0.3%(前月は1.3%)です。
また、エネルギー商品は-4.9%(前月は2.3%)、エネルギーサービスも0.5%(前月は0.6%)であり、インフレが沈静化しています。
サービス(エネルギーサービスを除く)も0.3%で、前月の0.6%から下落しました。
その一方、商品(食料及びエネルギー関連商品を除く)は-0.1%(前月は-0.4%)、中古車・トラックは-0.8%(前月は-2.5%)でマイナス幅を縮小し、輸送サービスは0.8%(前月は0.7%)、食品は0.3%(前月は0.2%)でインフレ率が上昇しました。
その他、アパレルは0.1%(前月は-0.8%)、医療用具は0.4%(前月は-0.3%)で、マイナスからプラスに転じています。
米10月CPI発表前後のドル円相場
(赤矢印部分で指標発表)
ドル円を5分足チャートで見ると、CPI発表直後に151円台後半から150円台後半まで急落した様子がわかります。
直近で上下に長いヒゲを作ってやや方向感を失っているようにも見え、150円台後半から151円付近で落ち着く可能性があります。
またUSD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>USD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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