先週金曜日(2023年11月17日)の天然ガス動向振り返り
- 終値:2.776(-0.082)<-2.87%>
※OANDAが提供する商品CFD「天然ガス(NATGAS)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
NATGASは2営業日連続で下落。
木曜日に引き続き金曜日も天然ガス在庫の増加が材料視され、NATGASが売られたと報じられています。
米国でのやや暖かい気温が、在庫増加に寄与しているとみられます。
なお、米商品先物取引委員会(CFTC)により天然ガスの投機的ネットポジションが公開され、およそ10万3,000の売り越しでした。
今年は売り越し幅の減少トレンドが続いてきましたが、直近数週間は増加傾向にあります。
【天然ガス(NATGAS)】本日(2023年11月20日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年11月20日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
長い陰線を作って大幅に下落しました。
下値を支えていたサポートラインを明確に割り込み、以前に続いていたレンジ上限で下ヒゲを伸ばして反発した格好です。
陰連する平均足の実体は長くなっており、売りが強まっていることを示しています。
目先は、下ヒゲを伸ばした買い圧力が継続するか、再び下げ足を速めるかに注目です。
<1時間足チャート分析>
ローソク足と平均足が絡み合っていた状況から、明確な下降トレンドが発生。
平均足は陰連し、ローソク足はその下を推移しており、売り優勢を示しています。
ただし、平均足から乖離しすぎたところから、やや戻しています。
目先は、下降トレンドが継続して安値を切り下げるかに注目です。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)
米石油サービス会社ベーカー・ヒューズの発表によると、米国内石油リグの稼働数は前週比で6基増加し、500基です。
リグ数は減少トレンドが継続しているものの、今年2月以来の大幅増を記録しました。
一方、天然ガスのリグ数は、前週から4基減少して114基でした。
今年8月中旬以降、おおむね110台で安定的に推移しています。
天然ガス貯蔵量の推移(週間)
米EIA(エネルギー情報局)の発表によると、天然ガスの貯蔵量は前週比で60bcf(10億立方フィート)増加し、3,833 bcfでした。
増加幅は市場予想と比べて多く、貯蔵量は過去5年間の平均よりも多い状態が続いています。
貯蔵量の増加はNATGAS価格にとってマイナス要因である一方、天然ガスのリグ数は低位で安定しています。
今後も貯蔵量が5年平均を上回り続けるかどうかに注目です。
また天然ガス(NATGAS)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>天然ガス(NATGAS)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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