NY株(米国主要株式市場)見通しとニュース :材料に乏しく小動きの中、エネルギー株は好調(2023年11月20日)

マーケットレポート

先週金曜日(2023年11月17日)の米国主要3指数振り返り

  • 終値:
    US30(米国ウォールストリート株価指数30):34917.0(-65.5)<-0.19%>
    US100(米国100株価指数):15819.6(-22.0)<-0.14%>
    US500(米国500株価指数):4510.6(-5.1)<-0.11%>

※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。

11月17日(金)の米国株主要3指数は、高値圏から小さく反落しました。
相場を動かす材料に乏しく、狭いレンジ内での値動きが続きました。

原油価格が反発し、US500が参照しているS&P500の主要11セクターでは、エネルギーが2.1%上昇。
また鉱業、金融も好調でしたが、通信サービス、情報技術は下降しました。

個別で見ていくと、原油価格反発の影響でシェブロン / Chevron Corporationは1.9%上昇しました。

翌週の感謝祭による連休を控えて手仕舞いも出たため、木曜日に上場来高値をつけたマイクロソフト / Microsoft Corporationは、1.7%下降しました。
アマゾン・ドット・コム / Amazon.com, Inc.は、音声アシスタントのアレクサで、数百人を削減すると発表することで1.6%上昇しました。

ギャップ / The Gap, Inc.は、第3四半期売上高が市場予想を上回り、30.6%の爆発的な上昇となりました。

半導体製造装置の最大手であるアプライド・マテリアルズ / Applied Materials, Inc.は、4%下降しました。
四半期決算によるものの他に、中国半導体最大手のSMICに製品を輸出した疑いで刑事捜査を受けていると報じられました。

【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2023年11月20日)のチャートテクニカル分析

【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2023年11月20日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年11月20日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

金曜日の日足は高値圏から反落し、連騰は5でストップしました。
平均足は陽連中で実体が長く、下ヒゲがないという、上昇の勢いを示唆する形状です。
また200日移動平均線は右肩上がりで、ローソク足がその上を推移していることから、大局は上昇トレンドと考えられます。
ローソク足との乖離があるため、一時的な押し目をつけるケースも想定されます。

<1時間足チャート分析>

陽線の平均足の上をローソク足が推移する上昇トレンドが一服したあとは、ローク足と平均足が何度も交わり、平均足の色も何度も転換するレンジ相場になっています。
中期のレジスタンスライン、サポートラインに挟まれる展開が続いており、どちらを抜けていくかに注目が集まります。

US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら

【US100(米国100株価指数)】本日(2023年11月20日)のチャートテクニカル分析

【US100(米国100株価指数)】本日(2023年11月20日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年11月20日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

直近の高値をつけたあとは、その付近でのもみ合いが続いており、先週金曜日は実体が短い陰線が立ちました。
平均足は陽連しており実体が長く、下ヒゲがない強い形になっています。
また200日移動平均線は右肩上がりで、ローソク足がその上を推移しているため、全体の流れは上昇トレンドと考えられます。
現在の高値圏からさらに上値を伸ばせるかに注目が集まります。

<1時間足チャート分析>

少し前の上昇トレンド時につけた頂点に長期レジスタンスラインが形成されています。
それ以降は高値圏でのもみ合いが続いており、ローソク足と平均足が何度か交差することで、平均足の色も定まっていません。
長期のレジスタンスライン、あるいは中期サポートラインのどちらを試すかがポイントになりそうです。

US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら

【US500(米国500株価指数)】本日(2023年11月20日)のチャートテクニカル分析

【US500(米国500株価指数)】本日(2023年11月20日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年11月20日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

高値圏での小動きが続いており、先週金曜日の日足は実体が短く、ヒゲが上下に伸びる陰線で引けました。
ローソク足が平均足より高い位置にあり、平均足は実体が長く、上方向にしかヒゲが伸びていないため、全体の流れは買い圧力が強いと判断できそうです。
また200日移動平均線が右肩上がりで、それより上での価格推移になっています。

<1時間足チャート分析>

上昇トレンドが一服してからは、高値圏に長期と中期のレジスタンスラインが引かれ、その下でもみ合う展開に移行しています。
平均足はローソク足と何度もクロスし、陽線と陰線を行ったり来たりしています。
中長期レジスタンスライン、中期サポートラインのどちらを試していくかに注目です。

US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

本日(2023年11月20日)の主な米国経済指標

11月20日(月)24:00(米国)10月景気先行指標総合指数(前月比)

本日発表予定の経済指標はこちら

CFTC投機筋の株価指数・商品・債券ポジション推移チャート

CFTC投機筋の株価指数・商品・債券ポジション推移チャート
(画像は2023年11月20日8時00分のもの)

S&P500(E-mini)/S&P500の直近1年間のポジション推移です。
買い(Long)、売り(Short)ともにほぼ横ばいで、差し引きした合計(Net)の売りもほぼ前週と変わっていません。
一時的に売り越しが買い越しに転じたものの、2週間で売り越しに戻っています。
Open Interest(総取組高)は、前週と大きく変わりませんでした。

CFTC投機筋の株価指数・商品・債券ポジション推移チャートはこちら

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OANDA Lab編集部

OANDA証券株式会社が運営する「OANDAラボ」は、FX/CFDを統計学的側面で科学するメディアです。外国為替(FX)や世界の株価指数、金や原油などの商品市場に関するマーケット情報やデータ、ニュースを提供しています。
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問い合わせ先:お問い合わせフォームから


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