WTI原油見通し(市況ニュース):OPECプラスが追加減産を検討中との報道からWTI原油は大幅反発(2023年11月20日)

マーケットレポート

先週金曜日(2023年11月17日)のWTI原油動向振り返り

  • 終値:76.412(+2.983)<+4.06%>

※OANDAが提供する商品CFD「WTI原油(USOIL)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

USOILは大幅反発。
大きく上昇し、一昨日の下落分をほぼ取り戻す展開でした。

11月26日(日)にOPECプラス会合が予定されており、原油価格維持のために追加減産が話し合われる見込みだと報道されています。
これを受けて、USOILは反発した模様です。
また、米ドルが他の主要通貨に対して弱い動きを示しており、これもUSOIL価格を支えたとみられます。

なお、米商品先物取引委員会(CFTC)により原油の投機的ネットポジションが公開され、およそ21万6,000の買い越しでした。
買い越し幅は、今年9月をピークに徐々に減少傾向にあります。

【WTI原油(USOIL)】本日(2023年11月20日)のチャートテクニカル分析

【WTI原油(USOIL)】本日(2023年11月20日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年11月20日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

ローソク足は大陽線を形成し、4営業日ぶりに上昇。
買い圧力が強まり、節目の75ドルを上抜いて76ドル台まで反発しています。
一方で、平均足は陰連し、下ヒゲを伸ばしていることから、大局は売り優勢を示しています。
目先は、平均足の水準まで上昇できるかに注目です。

<1時間足チャート分析>

直近安値を大幅に更新していたローソク足は反発。
現在は平均足の上で陽線を連続させ、上を目指している状況です。
平均足は陰連から陽連へと転換し、実体が長くなっていることから、大局は買い優勢です。
目先は、このまま上昇を続け、上に位置する中期レジスタンスラインを試せるかに注目です。

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)

石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)

2023年11月10日時点の米国の原油リグ稼働数は前週から2基減少した494基です。
原油リグ数は減少傾向が続き、400基台まで減少しています。
一方で、WTI原油価格は反発し、11月20日8時現在のWTI原油価格は76ドル台まで上昇しています。

石油・天然ガス採掘装置(リグ)の稼働数の推移はこちら

原油在庫の推移(週間)

原油在庫の推移(週間)

米EIA(エネルギー情報局)の発表によると、2023年11月10日時点の原油在庫は前週比で359万バレルほど増加し、およそ4億3940万バレルです。
原油在庫は2023年7月以降は減少傾向でしたが、直近は増加傾向にあるようです。

石油・天然ガス貯蔵量の推移はこちら

またWTI原油(USOIL)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>WTI原油(USOIL)リアルタイムレート

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